「ザンビア」に派遣されていました、洲崎 毅浩さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」6/6放送

こんにちは、DJイタルです!
いや〜、ね。
話が盛り上がりまして、なんと、番組初の3週出演です!

今週のゲストは、先週、先々週に引き続き、
青年海外協力隊 昭和62年度1次隊として「ザンビア」に派遣されていました、洲崎 毅浩(スサキ タケヒロ)さんです。
職種は「公衆衛生」
東京都のご出身です。
現在は、JICA二本松訓練所の‘所長’であります!


洲崎さんの協力隊活動は、インド人の上司とのケンカから始まりました。
アフリカのザンビアでインド人とバトル?
なにかお互いに思い込みと行き違いがあったのかな。
まぁ、とにもかくにも、若かったんですかね。笑

洲崎さんに、この濃い?協力隊活動で達成した成果を聞きましたら、

「ないんです。」・・・だって。

あれ?ビックリの答えが返ってきたんですけど。
まさかの所長の口から、「ない」って返ってくるとは思わなかった。

まぁ「ない」ってのはちょっと大げさですけど、
でも、すごく正直で、まさに青年海外協力隊のリアルかもしれないですね。

コレとアレです!っては言えない。
ただ、何かの参考になったり、やり方の例としてやってきたものはあります。

当時、新しい病気としてやっと知られてきたエイズの予防が、洲崎さんの活動の大きな柱だったのです。
ひとつは、その予防・啓発のためにエイズ予防劇団を結成して、エイズの予防教育・知識について劇団が分かりやすく演じて、多くの聴衆に伝えていく活動をしていました。
そして、もうひとつが、紙芝居です。
まさに昭和の娯楽である、あの紙芝居です。
紙芝居の利点は、ウラに言うべきトコが書いてある。
これは、人が変わっても、初めての人でも、字が読めれば誰でも出来る。
言葉・言語を換えれば、その地域にあったモノにできるのです。

実際に多くのお祭りなどでも公演をしたり、娯楽の少ないザンビアではぜひ来てくれと人気があったそうです。
これまさに協力隊っぽい活動ですよね。

でも課題もあると言います。
劇団や紙芝居という発想は、受け継がれるかもしれない。
しかし、劇団の公演を続けていくためには、少なからずお金もかかるのです。
団員が集まるための交通費やら、いろんな経費やら。
ただ楽しいからってだけでは続かないのです。

協力隊の活動では、‘継続’というのがひとつ課題になります。
それは、協力隊員が帰った後も。特に。

劇団や紙芝居に限らず、協力隊で出来ることに限りがあります。
協力隊で出来ることはここまで、足りない部分を埋める仕掛けづくり、システムづくりと言うのも、JICAでチカラを入れているところのひとつなんです。
JICAの専門家や、場合によっては現地の役人が組みながら、補完し合うシステムづくりが大事になってくるのです。

一時の幸せだけではなく、継続していく幸せ。
そして幸せが当たり前になり、幸せが日常に変わること。
青年海外協力隊員の願いですよね。

洲崎所長に、青年海外協力隊の2年間の活動を総括して頂きました。
宣伝じゃないけど、やらなきゃもったいない。他の人を幸せに出来たかは自信がないけど、自分はいろんな勉強をさせてもらった。次に自分が出来ることの幅が広がった。その経験から、また次の誰かの役に立つかもしれない、と。

そして、小さな幸せに感謝できるようになったそうです。
これは僕たちが東日本大震災で感じたことでもありますよね。
当たり前と思っていることのウラには、たくさんの人が関わっていて、そのたくさんの人の生活があって、そのたくさんが繋がって世の中がある。
物ゴトの裏側を想像すると楽しくなれるそうです。
電車が時間通りにくる。
スイッチを入れれば電気がつく。
蛇口をひねれば水が出る、しかもその水が飲める。
やっぱ日本ってスゲェんです!
日本を再確認し、日本の誇りを感じることが出来るのも、青年海外協力隊なんですね!

そんな2年間の協力隊からの帰国後はと言いますと。
洲崎さん、なんとまたザンビアに行くのです。w
久しぶりに日本に帰って来て、ラーメン食って、カツ丼食ったと思ったら、
今度はJICAの調整員としてザンビアに行きます!

このザンビア調整員時代に、将来を決める出会いがあったのです。
同じザンビアの同僚の調整員さんが、国際協力でシゴトをする上では、この方を目標にすべきだ!と思えるほど、すばらしい方だったそうです。
自分の将来へのモデルケース、まさに目指す人に出会ったそうです。
そこからシゴトとしての国際協力への道が始まっていくのです。

出会い、後押し、タイミング、いろんなものが重なりあって、JICA職員になり、東京本部などの国内勤務とタンザニア、ケニア、ウガンダなどの在外事務所勤務も経験されます。
そして、この4月からJICA二本松訓練所所長として、この福島にやってきたのです。
ドイツ近現代戦争史を学んでいた青年が、JICA二本松の所長になる。
人生は分かりませんね〜。笑

自分は計画性はないけど、たまたま出会った時に、一番自分に向いてそうなものをやってきたら、いろんな経験をさせてもらった。
そして、出会った方から、能力を引き出してもらったと実感しているそうです。

可能性、能力の限りは誰も知らない。
いろんな出会いの中で、つながりの中で導かれていくモノもある。

青年海外協力隊は、その可能性を探るヒントやキッカケになるかもしれないですね。




• JICA二本松インフォメーション ☆

平成27年度1次隊の訓練も残すところ、あと10日となりました。
訓練生は最終試験に向けて、毎日よる遅くまで語学勉強をしています。

今月(6月)19日には、JICA二本松で「おいしく学ぶ、世界の暮らし」が開催されます。
このイベントは青年海外協力隊員が活躍している様々な国について、食を通して理解を深めよう!というイベントです。
今回の対象国は「フィリピン」です。
6月9日(火)まで応募を受け付けております。定員になり次第締め切りとなりますので、お早めにお申し込みください。
電話またはメールで受け付けております。

JICA二本松:0243-24-3200(担当:永井)
詳しくはJICA二本松のホームページでご確認下さい。

そして、
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2015年6月6日(gy) 08:30

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