「ザンビア」に派遣されていました、洲崎 毅浩さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」5/23放送

こんにちは、DJイタルです!

さぁ昨日から、いわき市で「太平洋・島サミット」が開催されています。
開催前から学生さんや子供たちも準備を手伝って、楽しみにしていましたよね。
のぼり旗をあげたり地元の歓迎ぶりもスゴイ!盛り上がっとりますよ!
海外からたくさんのお客さまをお迎えして、この福島を知って頂く良い機会になりますよね。
こう言った国際会議が福島で開催されることが、マジうれしいっす!!

さて、先週まではそんな島サミット開催に合わせ太平洋の島国を紹介しておりましたが。
今週からは〜、リニューアル!!
なんと、オープニングのBGMが変わりましたっ!!

ってことで、キモチ新たによろしくお願い致します!

今週のゲストは、
青年海外協力隊 昭和62年度1次隊として「ザンビア」に派遣されていました、洲崎 毅浩(スサキ タケヒロ)さんです。
職種は「公衆衛生」、
東京都のご出身です。
でなんと、訓練生が恐れるJICA二本松訓練所の‘所長’であります!
もう、僕らの背筋も伸びてしまいます。笑
でもって、久しぶりの昭和派遣の方です。

さて、洲崎所長の経歴はと・・・
あれ?意外と行き当たりバッタリな感じ?
と言うか、人生の節々にいろんな出会いがあり、タイミングがあり。
そう山あり谷あり。ですかね。

小学校の卒業文集に書いた夢は、グリニッジ天文台の主任研究員。
すんげぇ具体的なんです。
でも、自分がなんでそう書いたかは、覚えてないそうです。
天体、宇宙、UFO、幽霊まで、見えないモノへの興味、好奇心は強かった。
そう言う意味では、見えない外国・海外ってのも関心の対象だったのかもしれないですね。

と言っても、いつしかグリニッジ天文台はどこかへ忘れてしまいます。
将来は、中学校教師の父親の薦めもあり、漠然と高校教師か大学教授の道を目指すことになります。

歴史が好きだったので、大学は文学部歴史学科。
そこで考古学研究会に入り、関東周辺の遺跡をめぐり、発掘にのめり込みます。
もちろん大学に行くよりも、発掘現場に行く方が多かったとか。
遺跡調査は大学の考古学研究会などに発掘の手伝いの話がきて、アルバイトのようにお金を貰いながら、発掘調査に携われるのです。

大学1年の後半に、茅ヶ崎である遺跡の発掘をしていたそうです。。
夜は発掘仲間とアパートでお酒を交わしながら、その日に出土した土器の欠片について語り合いながら、一応に盛り上がります。
その時偶然ついていたテレビでは、黒柳徹子さんがアフリカのエチオピアの飢餓を伝えていたそうです。
土器の話で盛り上がりながらも、次第に耳は黒柳徹子さんの声に引きつけられていきます。
気付くと集まった5人が全員黙り込み、テレビに釘付けだったそうです。
映っていたのは、エチオピアの飢餓に苦しむ痩せこけた子供たちの顔。

番組が終わると誰かがふぅっとため息をついて、
「俺たちは、いったい何に興奮していたんだ・・・」
「こんなんでいいのだろうか?」と疑問が湧いてきたそうです。
と同時に、
「自分の好きなことがこの世の中とかけ離れていて、役に立ちそうにない」
と思った時、深い絶望感を感じたそうです。

考古学と飢餓がどうとか、そもそも比べられるものでもないけど、
大学生の心に衝撃を与えたことは間違いないですね。

洲崎さんの進路がそこで大きく変わっていきます。
本人は恥ずかしい行動変容だと言っていますが・・・
考古学の古い歴史から、より現代に近い時代の研究をと考えます。
選んだのが、ドイツ近現代戦争史・・・
こりゃまた・・・難しそう・・です・ね。

なんか、まだまだ青年海外協力隊は出てきそうにありませんが・・・
一応、青年海外協力隊については大学のセミナーで紹介されていたのを覚えていたとか、特殊な技術を持っている誰かが行っているもので、自分とは縁の無いものだと思っていたそうです。

さて、進路就職について洲崎所長も悩みました。
親の期待に応えたいと言うキモチもあります。
一応、大学院進学を考えます。
でも親が薦めるシゴトとしての先生や教授は、自分に向いているのだろうか。
他に向いているものがあるかもしれない。分からない。

その迷いが、なんと大学院受験で白紙答案を出します。
いやぁ、まさかの白紙答案って。
ウソをつけないから、正直なキモチで白紙にしたそうですが、
まぁ勇気あるわい。

で、もっとスゴイのはね。
白紙答案出しておきながら、次の日の面接にも行ったらしい。
怒られるどころか、面接する教授陣は「おぉよく来たな」だって。
ここまでくると、白紙答案がどんなヤツなのか興味も湧くのでしょう。
ALL or NOTHING ってやつですかね。笑

まぁもちろん、結果もNOTHINGですよ!

不合格は分かっていたけど、さて、どうしようかと。
大学院は落ちましたが、聴講生として大学に行きます。
が、でも、
大学の教授や先輩の話を聞いてもピンとこない。
いろいろとアルバイトを変えてみても見つからない。
就職して落ち着いてきた同級生を見ると、より焦る。
マズイ。どうしよう。

そんな時に、神様が天から糸を垂らしてくれたそうです。
電車の中吊り広告で、青年海外協力隊募集説明会の告知を見つけたのです。
青年海外協力隊募集中、○月○日募集説明会、中野サンプラザで開催
すぐに応募しようと思ったわけじゃないんです。
ただ説明会っていうんだから、説明してくれるんだろうと思ったそうです。

聴講生だから時間はタップリある。
でも、だまされちゃいけない。
と、半信半疑で説明会に参加します。

で、疑って行ってみたのに、圧倒されたそうです。
協力隊OVのキラキラした表情。イキイキした身振り。この雰囲気は一体何?
何を話したのか、具体的な話はいっさい覚えてないけど、でも感動したのです。
よくよく説明も聞いてみれば、こんなお得なプログラムは受けなきゃ損だとさえ思ったそうです。
そして説明会の帰りには、とにかく受けようと固く決意するのです。

どうしたらいいんだと迷っていたところから、これに向かって足を踏み出そうと言うものが見つかった‘喜び’。
こっちだと思えるものが見つかった。本当に嬉しかったそうです。

こうして洲崎所長の青年海外協力隊の道が始まっていくのです!


• JICA二本松インフォメーション ☆

JIC二本松では今月(5月)13日に、35日間の訓練を終えたシニア海外ボランティア18名の修了式が無事に行われました。
また、青年海外協力隊を目指す訓練生は、残り1ヶ月の訓練期間があります。語学やそれぞれ派遣される国についてさらに知識を深めていきます。

JICA二本松では、訓練性以外の一般の方にも聴講頂ける「公開講座」を準備しております。
5月25日(月)19:10から21:00まで「地球のステージ」という講座を開講いたします。この講座は紛争、災害、貧困について音楽と映像を使ったコンサート形式の講座となっております。
ご興味のある方は、ぜひJICA二本松へ。

続いてはイベントのご紹介です。
来月(6月)、世界の料理を食べながらその国の文化や人々の暮らしに触れるイベント「おいしく学ぶ、世界の暮らし」が開催されます。
今回のテーマ国は「フィリピン」です。
まもなくJICA二本松のホームページで募集を開始いたします。
こちらも、ぜひご参加下さい!

そして、
ぜひJICA二本松Facebookページ、チェックして下さいね!
アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
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2015年5月23日(gy) 08:30

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