「マーシャル諸島」に派遣されていました、岡部 聡子さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」4/25放送

こんにちは、DJイタルです!

いよいよ、いよいよ近づいてきましたよ〜!
5月にいわき市で開催されます「太平洋・島サミット」
日本を含めて18ヵ国が参加する首脳級の国際会議。
そんな島サミット開催に合わせて、この番組でも太平洋の島国を紹介します!

今週も〜、南国です!島国です!
きっと、多分、おそらく、行った気になれるはず。笑
5ヵ国目は〜、「マーシャル諸島」です!

今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成7年度1次隊として「マーシャル諸島」に派遣されていました、岡部 聡子(オカベ サトコ)さんです。
職種は「看護師」
神奈川県のご出身です。

岡部さんね、シャキシャキした感じです。
新鮮なレタスか、水に浸したモヤシくらい、シャキシャキしとる!
現在は大学の先生、さっすがお話が上手いっす!
で、今は大学の先生ですが、協力隊に派遣された時は看護師さん!
人生は分からんね〜、まったく想像もしていなかった未来もあるのです。
まさか協力隊になるとは・・・から、まさか大学の先生に?
そもそも協力隊は、自分じゃなくて同級生の夢だった?
協力隊派遣時だって、自分が大学の先生になる、なんてのは想像もしていないのです。

出会いは突然ですっ!
岡部さん、高校生の時に交通事故に合います。
で、運ばれた病院の看護師さんが、冷たかった・・・
はい、ここが岡部さんの人生のターニングポイント!
テストならココ必ず出ます! 赤線引いといてってトコ!

「交通事故の時、看護師さんが冷たかった・・・
 自分ならもっと優しい看護師になれる。」
と思って、看護師を目指すことになるのです。

理由がスゲェーでしょ?!
優しい白衣の天使に憧れるケースが看護師を目指す大方の理由だと思いますが、
まぁ世の中には、私にだって出来る!もっと優しくなれる!と、対抗心のように、負けず嫌いのように看護師になる人もいるんですから。ごく少数ですがね・・・笑

そうして看護師になる道を選ぶ岡部さん。
看護の学校で出会った同級生の夢が、「看護師で青年海外協力隊!」
それも2人も!!
結局、協力隊が夢だと語った2人は協力隊に参加することはなかったのに、
行くことも想像出来なかった自分が、まさかの協力隊員になるのです。
はじめて知った青年海外協力隊は「ふ〜ん・・・」
そう言うシゴトもあるんだ?って思ってたくらい。なのに。
巡り合わせなのか、人生は分からんね〜。


「もっと優しい看護師になれる」と思ってなった看護師。
病院に就職して集中治療室で働いて3年。
時間に追われ、忙しさに追われ、事務的になっている自分がいたのです。
実際に働く自分は、あの時に決意した看護師になれているんだろうか。
感情が殺されていく、優しくなれてない自分に気付くのです。

気付かないうちに、高校生の時に冷たいと感じた看護師に、自分がなっていた。
こんなはずじゃない・・目指したのは‘愛の看護’のはずだったのに。

そう思うと、いろんな疑問が湧いてきたのです。
機器に頼っている今のシゴトって、ホントの看護なの?
看護師じゃなくても、自分じゃなくてもいいんじゃないの?
もし機器が無かったら、五感だけを頼りに看護ができるのだろうか?
医療機器が無いところでは、自分はどれだけできるのだろう?

想像すればするほど、そんな環境に行ってみたいと思ったのです。
途上国に行きたい、青年海外協力隊に行きたい!

病院を辞めて協力隊に参加することを決意します。
当時は、いろんな選択肢を考えるほど大人ではなかったと言います。
受験後も、あまり深く考えることもなく、迷いもなかったそうです。

特に希望国は無かった。
たまたま見たマーシャル諸島の応募条件が、日本での経験年数2年以上。
他の国の条件は、日本での経験年数が3年だった。
条件が1年短いマーシャルなら未熟な自分でも参加できると思ったのです。
たまたま、単純に、安易に選んだそうです。笑

派遣前訓練は長野県駒ヶ根訓練所。楽しくて、そして仲間が良かった!
訓練所は全てが対等なんです。
年齢も性別も出身もシゴトも経験も違う人たちが集まります。
課長も学生も訓練所に集まった人達は、全員が一候補生!
キャリアも関係ない、しがらみもない、対等な関係なんです。

協力隊に参加しなければ出会えない人たちがいる。
協力隊じゃなければ築けない関係がある。
訓練所には、たった2・3ヶ月だけど一生の出会いがあるのです。

岡部さんたち平成7年度1次隊は、今年、派遣20周年。
なんと駒ヶ根訓練所平成7年度1次隊の同窓会を企画しているそうですよ。
20年繋がっているんですから、やっぱスゲェね!
平成7年度1次隊の方、同期お誘い合わせ上、ふるってご参加下さい!!

さて、たまたま決めたマーシャル諸島ではどんな活動だったのでしょう?
また来週です!



• JICA二本松インフォメーション ☆

4月26日(日)はJICA二本松で「1日体験入隊」が開催されます!
そして、現在JICA二本松では、JICA事業や国際協力をいろんな方に知ってもらうために、訓練生と一緒に参加できる講座を準備しています。
興味のある方は「JICA二本松 公開講座」で検索して下さいね。

また5月11日(月)まで、JICAボランティアの春募集を行っております!
JICAボランティアに興味のある方、新しいことに挑戦したいと思っている20歳から39歳までの方、そして、身につけた知識や技術を次の世代に託したいと思っている40歳から69歳までの方のご応募をお待ちしています。
資料請求につきましては、JICA二本松または福島県国際交流協会までお問い合わせ下さい。
みなさんのご参加、ご応募、心からお待ちしております!!

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2015年4月25日(土) 08:30

「フィジー」に派遣されていました、中根 倫子さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」4/18放送

こんにちは、DJイタルです!

今週も〜、南国です!島国です!
きっと行った気になれるはずです。笑

今年の5月にいわき市で開催されます「太平洋・島サミット」
日本を含めて18ヵ国が参加する首脳級の国際会議。
そんな島サミット開催に合わせて、この番組でも太平洋の島国を紹介しますよ。
4ヵ国目は〜「フィジー」っす!

今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成23年度1次隊として「フィジー」に派遣されていました、中根 倫子(ナカネ ミチコ)さんです。
職種は「理数科教師」
福島県いわき市のご出身です。

この番組、まもなく丸3年を迎えるんです。
もうね、たいていの国は紹介しているつもりになっていましたが・・・
なんと・・・「フィジー」、初っす!!
ちょっと、こっちが驚いたわい!

南太平洋・メラネシアの国「フィジー共和国」
フィジーって響きが、南国リゾート感たっぷりじゃない?!笑
300余の火山島と珊瑚礁からなる島国。西にバヌアツ、東にトンガ、北にツバルと、これまた島国に囲まれているのです。
高温多雨の熱帯雨林気候でじめじめ暑いんだけど・・・一応、南国なりの季節があるらしい・・・僕らにはほとんど感じられない微妙な差らしいよ。笑
南半球ですので8月くらいが涼しいようで、フィジー人は寒いってニット帽かぶっているんだって。笑
フィジーの人達はとても親日的なんだそうです。
それにJICAのこともよく知っているのです。
お前は日本人か?日本人ならJICAか?
「日本=JICA」ってくらい、みんなが知っている。
実はフィジーのいろんなところで日本の援助が見られるそうです。
たくさんの先輩が築き上げてきたモノが、親日のキモチを生んでいるんですね。
あ、もうひとつフィジー人に聞かれることと言えば、「ジャッキー・チェンは日本人か?」だって。笑


中根さんの職種は「理数科教師」
派遣されたのは、首都にあるミッション系の中高一貫校。
比較的余裕のある子供たちが通う、全校生徒500人くらいの学校。
フィジーの中でもわりと規模の大きな学校だったそうです。

当時、フィジー全体の数学教育にチカラを入れていこうと始まったプロジェクトの一環で、日本から多くの理数科教師が派遣され、チームを組んで数学教育向上にチカラを注いでいたそうです。

中根さんはカウンターパートと呼ばれる同僚と週の半分ずつ授業を受け持ちます。二人がお互いに授業をサポートしあう‘チームティーチング’で授業を進めていきます。これもJICAボランティアの派遣によって始まった指導のカタチだそうです。

フィジーの数学の教科書は海外のモノを使っていて、今までは他国の教科書を読み上げるだけの授業になりがちだった。
正直、現地の先生たちもどう教えていいのか分からなかったのです。

数学教育全体の向上のためには、授業内容だけではなく、指導者の育成、国にあった教科書の編纂など、課題も多くありました。

そこで中根さんは、視覚教材を作って、数学を体感してもらおうと考えます。
数学を見て触って、感じてもらうのです。
やっぱり子供たちは、どこの国も同じ。
目を輝かせながら、興味を持ってくれるのです。
日本の教科書や授業を参考にしながら、フィジーの数学のカタチを作っていくのです。

そして、もうひとつは「なぜ?」「どうやって?」を教えたかった。
考える喜びと、あきらめない過程が大事だということを感じてほしかったのです。
そして、それは教育だけではなく、生きるチカラになるから。


途上国の教育の中で感じるジレンマがあります。

彼らにとって、数学は何? 仕事に結びつく? お金になるの?
今生きることに精一杯で、教育を受ける余裕がない子供たちがいる。

一方、学校に通うことが憧れだったり、
学校に行ければ生活が豊かになると信じている。

私たちが出来るコト、残せるモノは何でしょう。
目先のコトや、短期的なモノだけではなく、いつか未来のために。

中根さんは、実はフィジーの教科書づくりにも参加されたそうです。
そして今まさに、その教科書がフィジーで使われているのです。

その教科書を使って学んだ子供たちが、フィジーの未来を創っていくのです。

‘教育’は貧困を無くす道なんだと思うんです。
教育が人をつくり、人が未来をつくる。

ホント子供たちの成長が楽しみです!

いや〜それにしても、中根さん、さすが先生!
字が上手いっ!達筆なり!



• JICA二本松インフォメーション ☆

4月26日(日)はJICA二本松で「1日体験入隊」が開催されます!
今回のイベントでは、「受験対策必勝講座」「語学試験対策」「職種別個別面談」の他に「健康相談」も行います。JICA二本松訓練所の診療スタッフが皆さんの健康面をサポート致します。
「1日体験入隊」の締め切りは4月19日(日)となりますので、お早めにお申し込みください。

また現在、青年海外協力隊の春募集を行っております!
今回の春募集では108件の職種を大募集。みなさんの応募したい職種がきっと見つかるはずです!

「1日体験入隊」「青年海外協力隊 平成27年度春募集」につきましては、
JICA二本松のホームページからご確認下さい。
みなさんのご参加、ご応募、心からお待ちしております!!

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2015年4月18日(土) 08:30

「フィジー」に派遣されていました、中根 倫子さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」4/11放送

こんにちは、DJイタルです!

今週も〜、もちろん島サミット絡みっす!

今年の5月にいわき市で開催されます「太平洋・島サミット」
日本を含めて18ヵ国が参加する首脳級の国際会議です。
その島サミット開催に合わせて、この番組でも太平洋の島国を紹介します。
で、今回で4ヵ国目になります。

今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成23年度1次隊として「フィジー」に派遣されていました、中根 倫子(ナカネ ミチコ)さんです。
職種は「理数科教師」です。
福島県いわき市のご出身です。

中根さん、高校の先生です!
そう現職参加です。
何度かご紹介していますが、JICAには現職参加制度と言うのがありまして、所属先に身分を残したまま協力隊に参加する制度です。

昔から数学が得意で、いつしか数学の先生になろうと自然と思っていたそうです。

そんな中根さんがはじめて海外に興味を持ったのは大学生の時。
大学3年生の時に、短期の海外ボランティアの募集を見つけて、何か直感的に惹かれるものがあって参加したそうです。
それまでは、正直、海外には興味が無かったとか。
それが、何故か、その時は惹かれたんですね。

初めての海外、はじめての開発途上国。
タイとベトナムで10日間の短期ボランティアに参加したのです。

初めての途上国でボランティアに参加しての正直な感想は、‘悲しかった’。
飛行機で3・4時間で行ける国の現実。
自分たちの、日本の生活との違いに衝撃を受けたのを覚えているそうです。
テレビでは見たことがあったけど・・・
実際に自分の目で見る現実に悲しみが溢れてきた。
不自由のない、恵まれすぎている自分たちの暮らしを思うと、より悲しかった。

その思いは、ずっと心に残っていくのです。

誰かのために、世界のために。
でも、まずは自分がしっかりと自立することが大事。
何かをするためには、自分の軸がしっかりしていなければ始まらない。

まずは大学を卒業して、数学の先生の道を選択するのです。


中根さんの青年海外協力隊との出会いは小学生の時。
特に海外に憧れがあったわけでも、ボランティアに興味があったわけでも無く。
ただ、同じクラスの友達が「私は大人になったら、青年海外協力隊になりたいです!」と言っていたそうです。
その時は何だか分からなかったし、まさか自分が参加するなんて思ってもいなかったわけで。笑
ただ、そんな子がいたな〜ってくらいです。

いや〜、それにしても、
小学生で‘協力隊宣言’をしたその子は今どうしているんでしょう?
マジ、すげぇ気になります。


学校の先生を続けていくと、10年節目の研修があるそうです。
その時、自分の10年を振り返って思ったそうです。
10年続けてきたこの仕事、節目に自分に何ができるのだろう。
自分を見つめ直すと言うか、先生という仕事を改めて考える機会になったのかもしれませんね。

そこで出会ったのが「青年海外協力隊」だったのです。
協力隊現職教員募集の知らせを学校の掲示板で見つけるのです。

これも惹かれたと言うか、直感でしょうか。
人生の選択の時に何かと直感がはたらく中根さんなのです。

そして平成22年に受験。見事、第一希望フィジーで合格となります。


中根さんたち平成23年度1次隊は、協力隊の歴史の中でも特別な隊次なんです。
平成23年、東日本大震災後の最初の訓練をする隊次だったのです。

訓練はあるのか?そもそも派遣も取りやめになるのでは?
日本がこんな状況の中で、海外へ?

様々な不安、葛藤の中で訓練が行われたのです。
はたして自分の選択は正しいのだろうのか?
訓練中、中根さんの頭にはずっと、ふるさと福島・故郷いわきがあったそうです。

そんな故郷いわきには、快く応援してくれた人たちがたくさんいました。
2年間、元気に頑張ってくることが、
何かをつかんで帰ってくることが福島のためになるから。

ただただ応援してくれる人たちのために。
その思いを胸に、フィジーに旅立って行きます。

さぁ南国フィジーはどんな国?
また来週です!


☆ JICA二本松インフォメーション ☆

 4月10日(金)に、JICA二本松で平成27年度1次隊の入所式が行われました。全国から約200名が集まり、70日間の訓練を行います。
訓練の様子は、Facebookで随時更新しておりますので「JICA Nihonmatsu Training Center」と検索して下さい。

 また4月26日(日)はJICA二本松で「1日体験入隊」が開催されます。
青年海外協力隊を目指している方、シニア海外ボランティアを目指している方、なかなか合格にたどりつけない方など、いろいろな方のご参加をお待ちしております。
 また、東京、筑波、仙台方面からJICA二本松までの無料送迎バスも準備しております。
 イベントの締め切りは4月19日(日)となりますので、お早めにお申し込みください。お申し込み方法は、JICA二本松のホームページ「イベント情報」からご確認下さい。
 みなさんのご参加お待ちしております!!

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2015年4月11日(土) 08:30

「ソロモン諸島」に派遣されていました、水野 茂博さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」4/4放送

こんにちは、DJイタルです!

もちろん島サミット絡みです。

今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成2年度1次隊として「ソロモン諸島」に派遣されていました、水野 茂博(ミズノ シゲヒロ)さんです。
職種は「理科教師」です。
出身は岐阜県です。

島サミット参加3ヵ国目になります。

南太平洋・メラネシアの国「ソロモン諸島」っす!
オーストラリアの北東、パプアニューギニアの東側。
日本からはオーストラリア経由で行くそうです。
約100の島がある島国。
熱帯雨林が広がる高温多湿の国。ジメジメしとるのです。

水野さんが配属された地域というか島は、水道も電気もない・・・
エンジン付きのカヌーで、他の島に月に2,3回買い出しに行けるそう。
そん時は、缶詰を棚の端から端まで買い占めるくらいの‘大人買い’です。笑
そしてなんとだよ!水野さんは、「カヌー」を持っていたそうです。
MY船ですよ!マイ船!
日本で船を所有しているなんて言ったらすげぇーでしょ?
まさかの海外で船を所有する日本人ですよ!
ま、ココだけ聞いたら、すげーセレブな生活に聞こえますが。
日本で言えば・・・自転車持っているくらいのレベルですかね。笑
日常の足ですよ、アシ!
だって他の交通機関が無いんだモン・・・
「ハァ〜テレビも無ぇ、ラジオも無ぇ、クルマもそんなに走ってねぇ!」
吉幾三さんの「オラ東京さ行ぐだ」のリアル体験・南国そして今後の夢は、シニア海外ボランティアへの参加だそうです。
バージョンです。

でも、ソロモンのこんな村がイヤじゃないんです。笑

水野さんの職種は「理科教師」ですから、もちろん学校に派遣されます。
公立のセカンダリースクールです。日本で言う中学・高校の一貫校。
12歳〜17歳くらいの子供たちが400人も通う学校。
その多くの子供たちは周りのいろんな島の出身で、この学校では親元を離れて寮生活をしています。

「理科教師」ですから学校で‘理科’を教えるんですが・・・
今までは理科の先生がいなくて、授業が行われていなかった科目なんです。
もちろん子供たちも理科の授業ははじめて。
ゼロからのスタートになります。
理科ってなんぞや!から始まるのです。

正直、貧しい子供たちも多く、教科書はレンタル制なんです。
授業の単元が終われば、教科書は回収されてしまいます。

そこで水野さんが心がけたことは、
教科書は回収されてしまうので、子供たちに残るものは黒板の板書を書き写したノートのみ。
後々、その唯一手元にあるノートが意味のあるものでなければならないと考え、黒板への書き方をものすごく考えたそうです。
必ず授業の前日に2,3時間かけて授業の準備をするんですが、そのほとんどが黒板の書き方を考えていたのです。

知ってもらうコトから始めよう。
今まで気にもとめなかった身の周りの現象から理科をはじめてみよう。
暗記の勉強ではなく、学びとる学問に近かったと言います。
そして、知る喜びが、次の探求に繋がっていきます。

朝7時半から始まって、午後1時に授業が終わります。
昼間は暑いので、朝の涼しい時間に授業をして、暑い午後はじっとしているのです。これ本当なんです、出来るだけ動かない。
そして夕方には、マイカヌーで釣りに出かけます。
なんと夕食のおかずを求めて漁に出ます。

近くにスーパーマーケットもないしレストランもない。
生魚を食べる習慣がないソロモンでは、刺身なんてモノもない。
だから自分で調達するのです。
南国ですから、捕れる魚は熱帯魚のようなトロピカルでカラフルな魚とか?
ビジュアルは不安ですが、でもでも意外と淡泊でおいしいんだって!!

あれ?魚の捕り方・さばき方って、訓練所で習うんだっけ?
なんとも野生と言うか、たくましいと言うか。
南の島国ならではの体験でしたね。笑

学校ですから、長期の休みもあります。
その時は、いろんな島から来ている子供たちの家に行くそうです。
家庭訪問ってやつですか?!
イヤ。どちらかと言うと、勝手におしかけて来た居候ですかね。笑
現地の生活を知る、大変貴重な経験だったようです。


帰国後の水野さんは、ボランティア事業に関わる道に進みます。
東京にありました広尾訓練所、長野県駒ヶ根訓練所のスタッフ、そしてトンガにドミニカ、ブータンとJICAの海外の事務所で協力隊員を現地で支える仕事をされてきました。
現在はJICA二本松訓練所で、訓練業務に携わっております。
広尾・駒ヶ根・二本松の訓練所コンプリートは、数少ないでしょ!笑

青年海外協力隊員から、今は協力隊を支える立場に。
ボランティア事業に魅了された水野さん。
協力隊の話をする姿が、すごく楽しそうで輝いていました。
このボランティア事業が大好きなのが伝わってくるんです。

今後の夢は、シニア海外ボランティアへの参加だそうです。
もうそりゃ行くしかないっす!



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

いよいよ始まりましたよ!春募集!!
4月1日から5月11日まで青年海外協力隊とシニア海外ボランティアの募集を行っております!
海外に興味のある方、ボランティア活動に興味がある方、このラジオを聴いて興味を持った方、皆さんからのご応募お待ちしております!

また、応募するにあたって不安な方は、4月26日(日)にJICA二本松で開催される一日体験入隊へご参加下さい。
このイベントでは受験対策必勝講座、語学試験対策、職種別相談など、青年海外協力隊を目指す方を対象とした様々なプログラムを準備しております。
一日体験入隊についてはJICA二本松ホームページからご覧下さい!
申込み締め切りは4月19日(日)となっております。
皆さんのご参加を心からお待ちしております!

そして、
ぜひJICA二本松Facebookページ、チェックして下さいね!
アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
あなたの「いいね!」お待ちしております。

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キミノチカラFacebookはこちら!→https://www.facebook.com/fmf0818
2015年4月4日(土) 08:30

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