「パプアニューギニア」に派遣されていました、渡辺 英彦さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」5/16放送

こんにちは、DJイタルです!

いや〜もうカウントダウンですよ!
もぅ〜いくつ寝ると〜、島サミット〜!

そう、いわき市で開催されます「太平洋・島サミット」
いよいよ来週、5月22・23日開催です。
日本を含めて18ヵ国が参加する首脳級の国際会議。
太平洋の島国が抱える様々な課題について共に解決策を探り、太平洋島嶼地域の安定と繁栄を目指し、首脳レベルで議論を行うのです。
そんな島サミット開催に合わせて、この番組でも太平洋の島国を紹介しています!

今週のゲストは、先週に引き続きまして、
青年海外協力隊 平成11年度2次隊として「パプアニューギニア」に派遣されていました、渡辺 英彦(ワタナベ ヒデヒコ)さんです。
職種は「造園」
郡山市のご出身です。

さぁ、太平洋の国6ヵ国目は、P・N・G!
「パプアニューギニア」です!
青年海外協力隊ではパプアニューギニアのことをPNGと言います。
ソロモン諸島、バヌアツ、フィジーと同じメラネシアの国です。
この番組では、渡辺さんが3人目のPNG隊員になります!
毎度PNGのご紹介は、
「世界最後の楽園、最後の秘境と呼ばれ、自然に恵まれた国!」
なんですが・・・
青年海外協力隊の中では、過酷な国のひとつに数えられるらしい。
協力隊OBの方に聞くと、みんなが口をそろえて、そう言う・・・らしい。
統計を見ても、派遣された隊員はほとんど男性。今も、全て男性隊員です。
「黒魔術」や「魔女狩り」の噂もある国・・・

って、何か脅しのようなご紹介ですが、
派遣された隊員は声を大にして「とても親日的で、大好きな国」と言います。
数千を超える独立した部族が存在し、800を超える現地語があると言われています。
手つかずの大自然と独特のカルチャーが息づいているのです。

渡辺さんが派遣されたのは、パプアニューギニアのニューブリテン島ラバウル。
ラバウルは、実は日本と関係の深い地域なんです。
第2次世界大戦の時に、日本軍の基地があった場所なのです。
正直、現地の人の感情的には複雑な部分もあるのかと思ったのですが、実は、とても親日的なんだそうです。逆に現地のおじいさんに日本の歌を教えてもらうほどです。

渡辺さんは「造園」と言う職種です。
派遣されたのはラバウルの市役所で、ランドスケーパーというお仕事。
基本的には都市景観の緑化・美化を目的に、公園や街路などの都市空間の整備をするお仕事。植木屋さんと言うよりは、公共事業ですかね。
でも、ラバウルの要請はそれだけではないのです。
ラバウルは、実は火山の町でもあるそうです。
1994年に大規模な噴火がおこり、町が火山灰で覆われてしまったのです。
被害が大きかったエリアは今でも火山灰に覆われたままの場所もあるとか。
火山灰で荒廃したラバウルの町を緑化すると言う災害復興の一面もあるのです。

さて、単純に木を植えればイイってわけじゃないんです。
日本とはまったく違った土壌、植物の種類、天気・気候も違います。

まずは、どんな地域に、どんな植物があって、どう育つのか、を調べます。
そして、どんな所にどんな植物も植えればいいのか、植栽計画を考えていきます。
現地の大学にも協力してもらい肥料を確保したり、実際に現地の植物を挿し木しては、あらたな個体数を増やしたりと挑戦の日々が続きます。
基本は「創意工夫」と「人力作業」です。
まあ簡単に言うと、限られたモノと人でやるってことです。
現地では、無いことが当たり前ですから、そんなことは全然マイナスじゃない。
むしろマイナスが無いなら、もうプラスだけです!

渡辺さんが伝えたかったことは、造園の知識・経験ももちろんですが、
PNGの人の美化意識、ゴミ意識の改善も大きな目標になったのです。
緑化して町をキレイにすることで、汚さずキレイに保つ意識を持ってほしかったのです。キレイの基本というか基準を意識づけしたかったのです。
そのためにも一度見せたかった。だからこそカタチにしたかった。
現地の人に緑化したキレイな街並みを見せれば、意識はきっと変わると思ったのです。

意識が変われば、またそれが広がり、大きく繋がっていくのです。
現地の人たちが続けられる活動にするために、技術移転だけでなく、環境改善や意識改革も協力隊の大事な活動のひとつなんですよね。
青年海外協力隊は、未来につなげるシゴトなんです。


渡辺さんは、現在は学校の教材を扱うシゴトをされています。
帰国後は、造園からは離れて新たな道を選択したのです。
間接的ながらも日本の教育に関わるシゴトにやりがいを感じているそうです。
もしかしたら未来の青年海外協力隊員が、その教材を使って学んでいるかもしれませんね。
それも未来につなげるシゴトですよね。
協力隊の経験はいろんなカタチでつながっていくのです。


渡辺さんのPNGおもしろエピソードは、
よほどボロい格好をしていたのか、観光などで来た日本人が、わざわざ着ていたポロシャツを脱いで「コレを着なさい」と渡されたとか。
さすがに服まではJICAから支給されませんからね。笑



• JICA二本松インフォメーション ☆

JICA二本松では平成27年度1次隊の訓練が真っ直中!
70日間の訓練も半分が過ぎ、訓練性の顔つきにも変化が見られるようになりました。
先日14日には、訓練性は二本松市内の社会福祉施設や農家、保育園などを訪問しボランティア活動を体験しました。
JICAボランティアの訓練には、このように福島県内の方々のご協力のもと行われる訓練が多くあります。

またJICA二本松では、訓練性以外の一般の方も受講できる「公開講座」を実施しています。
興味のある方は「JICA二本松 公開講座」で検索して下さい。
この機会にぜひ、国際協力に触れてみてはいかがでしょうか?

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2015年5月16日(gy) 08:30

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