「サモア」に派遣されていました、 小熊 のりこさん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」3/21放送

こんにちは、DJイタルです!

もちろん今週も太平洋・島サミットつながり〜。
なんともう2ヶ月前ですよ!
参加国は18ヵ国もありますからね、この番組でもそんな島国の魅力をお伝えしますよ〜!

と言うことで、
今週のゲストは、先週に引き続きまして、
青年海外協力隊 平成2年度3次隊として「サモア」に派遣されていました、
小熊 のりこ(オグマ ノリコ)さんです。
職種は「音楽」です。

さ、でました「サモア」
ニュージーランドの北2300q、ハワイの南3700qの南太平洋に浮かぶ島国です。日本の鳥取県より少し小さいくらいの国。
年中暑く、湿度も高く、半そで・短パン・ビーサンが基本!?
洗濯物は乾く前に、カビるとか?笑
たしかにこの辺では、大事なモノはジップロックって聞いたことがあります!
サモア人の国民性はのんびり、おだやか、争わず、時間は守らず?だそうです。
公用語は、英語とサモア語です。
サモア語は発音が日本的とか、日本人には親しみやすい言語だそうです。
そして小熊さんの派遣当時は、一般的な家は、ほとんどの家に壁が無かったそうです。
壁がない? そう、柱と屋根のみ・・・
雨風が多いサモアでは、それが一番合理的とか?
修理も掃除も必要ない、寒くもない。
ある意味、人間的というか、野性的というか。まぁ合理的ですね!笑

小熊さんの職種は「音楽」です。
サモアの首都アピアの「サモア音楽学校」に派遣されます。
実は、当時のサモアでは、学校教育の中には音楽と言う科目は無かったそうです。
小熊さんが派遣された音楽学校は、私立の学校。
通常の学校が終わってから、部活動や塾のように通う学校だったそうです。
ですから年齢も幅広いし、趣味の延長から仕事を目指すためのスキルアップと、生徒も様々だったようです。

今回の小熊さんの派遣は珍しいケースと言うか、
小熊さんが派遣される前に、サモア政府からの要望で、実はブラスバンドの楽器が先に日本から贈られていたそうです。
ただ、指導者もいない・・・楽器の使い方も分からない・・・
困ったサモア政府が、この楽器を活かして、サモアの音楽教育につなげるために協力隊を要請して、派遣されたのが小熊さんだったのです。

青年海外協力隊が派遣される開発途上国では、教材や機材などが無いのがほとんどですから。モノが無いところで工夫するのが協力隊ですからね。
逆にモノがあるのは、かなりのレアケースです。

ただ、楽器が揃っているからって安心してはいけません。
小熊さんも、全ての楽器指導とそれ以上に基礎的な音楽指導と、かなり幅広い活動になることは予想できていたみたいですね。
そのために、派遣前には小熊さん自身も様々な楽器にチャレンジしたり、ブラスバンドの指導方法を学んだりと、大学の先生や仲間の協力のもと準備もされていたそうです。

そして、いざ実践です。
それらの楽器を使っての授業はもちろん、演奏会を開催したり、ブラスバンドでパレードに参加したりと、音楽の楽しさを伝えていきます!
楽器を持ってパレードすることがサモアではとても画期的で、他の学校などにも波及していったそうです。

年齢も違えば、やりたい楽器も違うし、指導するのは大変かと思いきや、
音楽は言葉をこえる、国境をこえるんだって。
少しぐらい言葉が分からなくても、演奏すれば伝わるのです。
改めて「音楽は、世界の共通語」だと感じたそうです。

上手いとかヘタとかではなく、楽しむことが大切。
楽しさを伝えることが活動の中心だったそうです。

そしてもうひとつが、自分たちの民族音楽を大切にすること。
海外から入ってきた音楽や楽器を覚えることもいいけど、まずは自分たちの民族音楽を大切にすることも伝えていたそうです。


20年以上前に、サモアで音楽を伝えた活動。
協力隊の活動は、その時に結果が出るモノばかりじゃないのです。
青年海外協力隊は、種まきのような活動がたくさんあります。

いつ、実がなるか分からない。
いつ、花が咲くか分からない。
どれくらい、収穫できるかも分からない。

どんな実がなって、どんな花が咲くのかは、
一緒に耕して一緒に種をまいた現地の人々にしか分からない。

でも、どんな実だって、どんな花だっていいんです。
それを見た子供たちは、きっと笑顔になる。
ただそれだけを、ひたすらに信じているのです。
だから協力隊員は一生懸命に種をまくのです。


そして20年の時が経ち、小熊さんがサモアに行く機会がやってきます。
その時はじめて、自分がまいた種が実となり花となっていることを知ります。

授業科目では無かった「音楽」が高校で授業科目になり、そして自分の教え子がそこで指導をしているのです。
教え子たちが、中心となってサモアの国づくりを担っている。

あの時は目の前のことに精一杯で想像もできなかったけど、
あの時ホントに頑張って良かった。と感じたそうです。

20年後の成長と発展。これも青年海外協力隊ならではの経験ですよね。


あ、協力隊ならではと言えば、
当時、教え子の家に遊びに行ったら、なんとお父さんがサモアの国家元首だったって。ワォ!笑



• JICA二本松インフォメーション ☆

 いよいよ明日は「太平洋・島サミット2ヶ月前イベント」が小名浜港アクアマリンパークで開催されます。時間は午前10時〜午後3時まで。
 JICAブースでは、島サミット参加国の缶バッジづくりや、島サミット参加国が一目でわかる地図を配布したり、そして、いろんな国のお茶を楽しむことができます!
 青年海外協力隊経験者による個別相談も行いますので、どうかお気軽に足をお運び下さい!!

 また、3月22日、午後4時25分から「世界がチカラをくれた 青年海外協力隊のいま」が福島中央テレビで放送されます。
 この番組では、東ティモールで義肢装具士として活躍する松野由恵さんの活動や、この「キミノチカラ〜」にもご出演頂いた協力隊OVも登場します!

 ラジオに出演いただいた時もカッコイイと思っていましたが、映像で見ると、これまたカッケ〜っす!
 ぜひご家族揃って、友達誘って、みんなでご覧下さい!


そして、
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2015年3月21日(gy) 08:30

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