ヨルダンでの渡辺 恭子(ワタナベ キョウコ)さんの活動

こんにちはDJイタルです。

今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成3年度1次隊として「ヨルダン」に派遣されていました、渡辺 恭子(ワタナベ キョウコ)さんです。
職種は手工芸です。
現在は、二本松市福祉事務所の家庭児童相談員をされています。
また、ふくしまの笑顔をつなぐボランティアグループ「ひらそる」の事務局もされています。


渡辺さんが派遣された国「ヨルダン」
正式には「ヨルダン・ハシミテ王国」と言います。
イスラエル、パレスチナ暫定自治区、サウジアラビア、イラク、シリアと隣接する中東・西アジアの国です。
イラク情勢やパレスチナ問題など、隣国にはニュースを賑わせる国名が並びますが、ヨルダンは政治的には安定しており、中東で最も旅行しやすい国と言われているのです。
国土の80%は砂漠地帯であるが、ペトラ遺跡や死海など観光も楽しめる国。
イメージは暖かそうな国でしょ?
夏は平均気温が30℃、冬はなんと1℃まで下がる。
首都アンマンでは、雪が降ることもあるそうです。

そんなヨルダンでの渡辺さんの活動は、
首都から30q離れた「ルサイファ」と言う町で、
女性のための職業訓練所でアートフラワーや人形制作を教える仕事です。

実際には、なかなか仕事として生業にすることは難しい現実もあるのですが、
バザーなどに出店して収入を得ることもあるそうです。

一番苦労されたことは、言葉。
もちろん訓練で語学の勉強はしますけど、英語や公用語が中心になります。
実は活動の現場では、現地語と呼ばれる様々な言語が使われていることが多いのです。
大変な反面、現地語を使うことで、ぐっと人間関係が近づくのです!
これも青年海外協力隊の活動では、とても大切なことなのです。
ポイントは「耳から覚える」
おばちゃんの世間ばなしから覚えたりしたそうです。

渡辺さんの隊次は、ヨルダンの同期は4人。
訓練から始まり、現地でも協力し、励まし合いながら活動して、
帰国してから20年、今でも仲良しだそうです。
こうした一生の仲間に出会えるのも、青年海外協力隊の魅力ですよね。

なんとこの同期同士で、結婚した方もいるそうです。
まさに、一生の出会い! 
それって、いつからお互い意識していたのかなぁ?
訓練の時から? 任国で? 帰国後かな? ちょー知りたい!!
マジックやイリュージョンを越えた、真実の愛。
羨ましいっすね。

さて、
渡辺さんの帰国後は、JICA二本松訓練所のスタッフやシニアボランティアなど、国際協力関係のお仕事をされたそうです。

そして、現在は二本松市で家庭児童相談員をしながら、
ふくしまの笑顔をつなぐボランティアグループ「ひらそる」の事務局をされています。

「ひらそる」は、震災と原発事故により二本松市に避難を余儀なくされている方達と、地域住民との絆をつなぎ、お互いの笑顔を増やすと共に、二本松における新たなコミュニティーつくりの寄与することを目的に作られたボランティアグループです。

段ボールの秘密基地づくりから始まり、県内外の大学生たちの協力でキャンプをしたり、カフェやイベントなどを開催しています。

子供たちのために、そして、お母さんのために。
地域で、笑顔をひとつ増やすために。
「ひらそる」は「ひまわり」と言う意味だそうです。
ひまわりのような笑顔が増える活動、応援します!!


コレ!ヨルダンの民族衣装、意外と似合うでしょ?!笑


☆ JICA二本松インフォメーション ☆

2月2日は、平成25年度4次隊の中で希望者を募り、
福島県内の東日本大震災の被災地視察が行われます。

今回は、南相馬市の鹿島区や小高区の津波被災地や、
「南相馬ソーラーアグリパーク」などを視察予定です。

また、来週2月5日には、訓練の中で「福島の現状と復興に向けた課題」という講座が開かれ、原発事故がもたらした避難住民の生活と地域再建の課題について学びます。

震災発生から間もなく3年。
被災地・福島で訓練をしているみなさんには、
現在の福島の復興状況や課題を、自分達の目で見て理解し、
任国へ赴任した時に、正しい情報を発信してもらうことを期待しています。

さぁそして、
JICA二本松訓練所のFacebookページも随時更新中です!
そしてそして、
この番組のFacebookページもありますよ!
2014年1月31日(‹à) 18:38

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