「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」1/18放送

こんにちはDJイタルです。

今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成23年度1次隊として「バングラデシュ」に派遣されていました、高野 彩子(タカノ アヤコ)さんです。
職種は村落開発普及員です。現在はコミュニティ開発と言います。

高野さんが派遣された国「バングラデシュ」
インドの東側に位置し、南東部のごく一部をミャンマーと接する南アジアの国。
世界で7番目に人口が多い国で、都市国家を除くと世界で最も人口密度が高い。
日本の4割ほどの国土に1億5千万人が暮らしているのです。
熱帯性の気候で一年を通して温暖な気候で、暮らしやすい気温だそうです。
温暖な気候もあり、コメの生産量は世界第4位で、消費量のほぼ全てを自給している。

高野さんは、バングラデシュの北部、ディケジプールと言う町?村?に派遣されます。
この町?村?は首都ダッカから400q。
うまくいって9時間。うまくいかないと15時間かかることもあるそうです。
うまくいくとか?いかないとか?
日本ではありえない条件ですが、道路事情や天候、宗教の催事など、
いろんな絡みがあって、うまくいくとか?いかない?になるのです。

高野さんの要請内容は、ディケジプールの村役場の活性化。
でました!アバウト!何でも屋さん!
何から始めていいのか?
迷います。悩みます。でもこれが村落開発普及員なんですよね?
そう、なんでも屋さんの見せどころです。

高野さんのテーマは「そうだ、村議会を毎週やろう!」です。
村役場のルールを勉強し、より良い村議会の運営を目指します。

言うのは簡単ですが、高野さん、
今まで地方行政はやったこと・・・ないですよね?
役所とか役場とか、公務員の経験も・・・ないですよね?

ま、まさに大抜擢!
今こそ民間のチカラを見せてやりましょうぞっ!!
って、テンションでもない・・・

この村議会に参加される方も、いろんな方がいるそうです。
どこの国でも、どの時代でも、やっぱ政治ってのは、利権が絡むそうで?

それでも平等に円滑に、村議会の運営を目指します。
定期的な話し合い、情報の共有、平等な予算の執行。

そして、ついに、会議のお茶菓子用の予算を少しずつ集めて、家畜のワクチン注射に利用することも出来ました。
それでも6ヶ月かかったそうです。
時間はかかりました。
でも、少しずつ村議会が機能していくようになるのです。

村落開発普及員のチカラ。それはコミュニケーションから生まれるそうです。
知識も関係も、ゼロからのスタート。
現地の人々と話し合いながら、ひとつひとつ積み上げていく。
日本人だから言えることがあるのです。
外国人だから出来ることがあるのです。

村落開発普及員。 現在はコミュニティ開発。
語学力や経験だけではなく、人間力が試される職種かもしれませんね。
高野さんは、とてもやりがいのある職種だったそうです。

高野さんは、去年の6月に日本に帰国されました。
そして、現職参加制度での派遣でしたので、協力隊派遣前に働いていた会社に戻られたそうです。
学校の先生などの公務員の現職参加は何度かご紹介しましたが、
高野さんは、民間の会社からの現職参加なのです。
協力隊に派遣される2年間は休職になりますので、民間から現職参加出来るの
は、しっかりとしたボランティア制度のある、本当に理解のある会社があるからなんですよね。

そんな素敵な会社が「ソニーエナジー・デバイス株式会社」
高野さんはここで、存分に協力隊の経験を活かしていくのです。

高野さんは今、新たなプロジェクトにチャレンジしています。
なんと、バングラデシュの無電化地域で太陽光パネルと蓄電池システムを利用した電化の調査を行っているそうです。
早速、仕事でバングラデシュと繋がるチャンスがあったのです。
本当に偶然だったけど、やっぱり嬉しいって。
高野さん、これからも仕事を通して南アジアと関わっていきたいそうです。

会社に還元できること。これも現職参加の魅力ですよね。


そうだ、高野さんにお土産もらったよ!
ジャールムリ?っていうスナック菓子?
柿の種とベビースターを足したような味?
って言うか、辛いっ!
見た目以上に辛いっす!
‘ジャールムリ’じゃなくて、じゃあ無理です!

あっ、でも、お酒に合いそう。
残りは、夜に食べよ〜っと!


JICA二本松インフォメーション ☆

1月7日に始まった平成25年度4次隊の訓練。
今回は、約100名の方がJICA二本松で訓練を行っています。
普段の訓練では、朝8時45分から、昼食を挟み、午後3時まで、派遣される国の言葉を学ぶ語学訓練となります。
午後3時からは「講座」の時間となり、安全対策や健康管理、異文化や宗教などについて学びます。
1月18日の午後の講座は「救急法」です。
突発的な事故やケガに対する応急処置の方法、そして事故に遭わない心がけを持つようにします。
開発途上国では、薬局や病院がすぐ近くにない場合もありますから、
自分で応急処置ができるようになることは、とても大切なことです。

そして、
帰国したJICAボランティアのお話が聞けるイベントのご紹介です。

1月18日(土)、二本松市の市民交流センターにて、
「JICAボランティア帰国報告会」が開催されます。

今回はウガンダで活動した田中俊さんの活動報告のほか、
震災後、福島を元気にするために県内で様々な復興支援活動を行う協力隊経験者の方々の話をお聞き頂けます。

時間は13:30〜15:00、申し込み不要・入場無料です。
詳しくは、JICA二本松のホームページの「イベント情報」をご確認下さい。
「世界も福島も元気にするお話」。ぜひ聞きに来て下さい。

そして、もうひとつ。
福島市の「アクティブシニアセンター・A・O・Z(アオウゼ)」では、
毎月1回、「世界の仲間 70億人の暮らし」という国際理解講座が開かれており、海外に住んだ経験のある講師が、その土地に住んだからこそ気付いたこと、考えたことなどをお話します。

そして、なんと、来週22日のバングラデシュ編の講師は、
本日のゲスト・高野彩子さんです。

時間は18:30〜20:00です。
定員は30名で予約先着順となっておりますので、受講を希望される方はアオウゼにお問い合わせ下さい。
電話:024―533―2344

もっと、バングラデシュのお話を聞いてみたいと言う方、高野さんに会ってみたいという方、ぜひ参加してみて下さい。

さぁそして、
JICA二本松訓練所のFacebookページも随時更新中です!
そしてそして、
この番組のFacebookページもありますよ!
2014年1月18日(gy) 11:55

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