12月21日放送 福島市役所勤務 吉田淳平さん(平成23年度1次隊 ルワンダ 食品加工隊員)

こんにちは、DJイタルです。

今週のゲストは、
先週に引き続き、
青年海外協力隊
平成23年度1次隊として
「ルワンダ」に
派遣されていました、
吉田 淳平さんです。
職種は食品加工です。





吉田さんが派遣された国「ルワンダ」
アフリカの真ん中。アフリカの‘へそ’って言われています。
コンゴ、ウガンダ、タンザニア、ブルンジに隣接する、内陸国です。
アフリカで一番人口密度の高い国です。
日本からは、飛行機を乗り継いで1日(24時間)以上かかるそうです。
年中20℃くらいで、雨季と乾季があるだけで過ごしやすい気候。
千の丘の国と言われるほど、なだらかな丘がずーーーっと続くそうですよ。

そんなルワンダに食品加工の職種で派遣された吉田さん。
ルワンダ東部州イゴマ郡の町役場に配属され、
「まちの食品加工を盛り上げる!」と言うのが吉田さんへの要請!

まぁザックリ、漠然とした要請です。
とりあえず・・・盛り上げる!

吉田さんが派遣された町には、「バナナビール」などを作っている加工会社もありましたが、
ルワンダでは、一年中、何かしら新鮮な食べ物が採れて、あまり加工する必要もなく、
むしろ加工するとコストがかかり、値段が高くなってしまい、
なかなか商売が難しいと言う背景もあったそうです。

吉田さんの活動は、仕事のないシングルマザーとカップケーキの販売から始まります。
そして、パンの販売と広がっていきます。

はじめはパン作りも、計りを使わずに、材料も目分量で、いくつ作って、いくつ売れたのか?
収支がまったく分からない状態。
食品加工などの技術的な問題だけではなく、
コストや収支を考える‘経営’と言う面に課題もあったそうです。

吉田さんは、計算の仕方、ようは算数を教えることにもチカラを入れました。
パンを作るにも、大きさや個数から材料の分量まで計り、均一に商品を作ることを教えたり、
また原料費がいくらだから、一個何グラムで作って、いくらで売れば利益が出るか、
自分たちで考えて生産販売をすることを、口うるさく?伝えたそうです。

活動の最後には、1週間の収支を計算した紙を見せてくれて、
自分が日本に帰ってからも、ちゃんと続けていけるのではないかと思ったそうです。

協力隊員だれもが思う事は、自分たちで考えて続けていけるモノを残すこと。
協力隊員の望みであり、国際協力の目指すモノのひとつですよね。


さて、吉田さん、今は福島市役所にお勤めなんです。
大阪出身の吉田さんが、なぜに福島に?
それは、吉田さんの志なんです!
吉田さんがやりたいこと。
それは、自分のやりたいことが出来ない状況にある人のチカラを発揮できるようにしたい!
そのためには、行政に関わるのが一番だと考えたそうです。

そして、ルワンダでのニュース番組や情報に日本が出てくると、
ほぼ「フクシマ」のこと。
日本で必要とされる場所を考えた時、それが「福島」だったそうです。
縁もゆかりもない「福島」
それでも、自分の思いに正直に「福島」へ。

「場所にも立場にもこだわらない。
 ただ自分の理想に繋がる環境で思い切り仕事をしていきたい。
 先のことは分からないけど、人が生きやすい街を創っていきたい。
 その理想の下に働いていくだけです。」

吉田さんの「福島=理想」は、今、始まったばかりです。



☆JICA二本松インフォメーション ☆

今週もJICA二本松からお知らせです。
12月21日(土)22日(日)はJICA二本松で、
「ふくしまグローバルセミナー2013」が開催されています。

グローバルセミナーは、国際交流や国際協力に関する参加型のセミナーです。
海外で活躍した方や、現在福島県内にお住まいの外国出身の方などを講師としてお招きし、
様々な講座が開かれます。
福島にいながら、世界のことを幅広く学ぶ機会となっております。

すでに、参加は締め切りとなっておりますが、
たくさんの方からお申し込みを頂きまして、ありがとうございました。

これからも、いろいろなセミナー、講座、イベントが企画されますので、
ぜひご参加下さい。

JICA二本松訓練所のFacebookページも随時更新中です!
https://www.facebook.com/jicantc

そしてそしてそして、
この番組のFacebookページもありますよ!
https://ja-jp.facebook.com/fmf0818
2013年12月20日(‹à) 23:59

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