7月27日放送 河合楽器 絵画造形教室の先生・阿部純子さん(平成3年度2次隊スリランカ派遣)

こんにちは、DJイタルです。

今週のゲストは、先週に引き続き
青年海外協力隊 平成3年度2次隊として「スリランカ」に
派遣されていました、
阿部純子(アベジュンコ)さんです。
職種は幼稚園教諭です。

阿部さんが派遣されたのは、
スリランカ北西部州の
青年問題スポーツ省。


幼稚園と言うよりは、地方の町や村など、各地区のコミュニティーセンター。
幼稚園の先生と言うよりは、寺子屋の先生です!
阿部さんの協力隊の活動は、田舎の小さな教室から始まっているのです。

そんな寺子屋のような幼稚園をいくつか担当するのと同時に、
幼稚園の先生を育てるトレーニングを始めます。
当時のスリランカでは、幼児教育に対する理解が少なく、
教える先生も不足していたそうです。
正確に言うと、教えられる人がいなかったそうです。
誰が悪いわけでもないんです・・時代と社会がそうだっただけです。
そして、先生だけでなく、保護者の方に向けたセミナーも開催していきます。

そうしていつしか、阿部さんの活動は、国を動かす大きなプロジェクトになっていくのです。
幼稚園の先生を養成する施設を造る一大プロジェクトです。
設計から建設、ソフト面のプログラム作り、モデル幼稚園の併設、幼稚園の先生の選考など、
もちろん全てがゼロからスタートだったそうです。

田舎の寺子屋から始まって、ついには国家プロジェクトですよ。
青年海外協力隊ってスゴイでしょ?!
一人の日本人がプロジェクトの中心にいて、国をも動かしてしまうのです!
もちろん、それには沢山の人の協力が必要だし、沢山の時間もかかったのです。

青年海外協力隊の期間って2年ですよね?
でも阿部さんは、派遣期間を2年延長しています。
当時は、派遣期間の延長が出来たのです。

幼稚園の先生を育成する施設の完成には3年半かかりました。
試行錯誤しながら、ソフト面もハード面もゼロからのスタート。
人材の養成と幼児教育理解には、社会環境の成熟も必要だし。
すぐに答えが出るものでもない。

阿部さんの活動は、‘種まき’だったそうです。
10年後に一人でも良いと言ってくれたら、それで良い。

モノを作り出すことや、何かを与えることだけが、
青年海外協力隊じゃないんです。

そこに希望と未来を残してくることも、青年海外協力隊の活動なのです。


阿部さんは、協力隊の派遣期間を延長したって言いましたけど、
実はそれだけではモノ足りず・・・
2009年まで、およそ18年間スリランカにいたそうです。

日本語の先生として、スリランカの子供たちと交流を深め、
ついには、なんと、なぜか、コンサートまでやっちゃったそうです!
タイトル「じゅん子’s Family コンサート」です。
じぇじぇ! 阿部さんの名前入っちゃってますけど?!
自分の名前が冠になるって・・・えっ、DVDもあるの??

なんと集まったお客さん、その数800人だって!!
秋葉原のAKB劇場ですらキャパ250人ですから、そのスゴさ、わかります?

集まったお客さんの数が、阿部さんの人柄と活動の意味を表していますよね。
今でも交流があって、年に数回はスリランカに行くそうです!
教え子の結婚式に呼ばれるそうですが、
ご祝儀より、旅費が心配です・・・


☆JICA二本松からのお知らせ ☆

今日は高校生に耳寄りなお知らせです。

9月28日(土)29日(日)に、JICA二本松で開催される
「ユース国際協力ミーティング」に参加してくれる高校生を募集しています!

「ユース国際協力ミーティング」は福島県とJICA二本松が主催し、
‘ふくしま青年海外協力隊の会’の協力によって開催されます。

このイベントでは1泊2日で、
「世界がもし100人の村だったら」や「貿易ゲーム」などの
体験型のアクティビティを通して、世界の現状を知り、
自分達に出来る国際協力について考えます。
今年は、中国やカナダから来た福島県の国際交流員との交流の時間もあり、
世界について、よりリアルに学ぶことができます!

お申し込みの締め切りは、9月3日(火)です。
お申し込み・お問い合わせは 福島県国際課 までお電話下さい。
 ★福島県国際課 024−521−7182

9月28日(土)29日(日)に、JICA二本松で行われます
高校生を対象としたイベント「ユース国際協力ミーティング」
高校生のキミからのご応募、待っています!!
2013年7月27日(gy) 08:40

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