今週もゲストは本名愛さんです!!!! |
こんにちは、DJイタルです。 今回のゲストは先週に引き続き、 青年海外協力隊 平成16年度2次隊として、 「ベリーズ」に派遣されていました 本名愛(ほんなあい) さんです! 職種は医療機器です。 「医療機器」ですので、もちろん本名さんの派遣先は病院です。 それも首都ベリーズシティにある、ベリーズで一番デカい国立病院。 ここでメンテナンス部に所属され、病院の設備管理をされていたそうです。 これまたベリーズの医療の最前線です! 大きな病院と言っても、日本ではあり得ないことが起こるそうです。 病院ですから、停電時にはバックアップの発電機に自動的に切り替わるのが普通ですが、ある時、発電機に切り替わらず、走って発電機を回しに行くことがあったそう。 大丈夫と思っていても、想定外のことが起こるそうです。 大事には至らなかったものの、仕事に対するリスクマネジメントについて考えるようになったそうです。 日本の病院では、看護師さんが慌ただしく走るという場面、ありますよね? ベリーズでは、病院内を走っていると、「なぜ走っているんだ!」「なぜ慌てているんだ!」と笑われるそうです。 「キミ一人が焦っても何も変わらないよ!」と言われるそうです。 たしかに一人焦って空回りしてもしょうがないのですが・・ でも、命の現場ですから、一刻を争うこともありますよね。 緊張感はもってないといけないし・・ 日本とちょっと温度差は感じますよね? やっぱ僕たち日本人は、せかせか生きているんですかね。 本名さんは、医療機器のお仕事以外には、週に1回、中学生に日本語を教えていたそうです。 また、日本文化を紹介する日をもうけて、浴衣の着付け、折り紙、習字、ちらし寿司の作り方などを教えていたそうです。 協力隊は与えられる仕事もあれば、求められる仕事もあるのです。 日本文化を伝える活動などはそうでしょ。 もちろんこれも青年海外協力隊の立派な活動のひとつ。 ベリーズの人は本名さんを見て、本名さんを通じて、日本を感じた訳ですからね。ニッポン代表です!! そして、本名さん。さすがニッポン代表! ベリーズでは空手が盛んで、ベリーズの人達が本名さんの顔を見る度、「キミは空手をやるのか?」と言われ続けたそうです! 日本人=空手、と言う連想だと思いますが。 たしかに日本を代表するスポーツ、格闘技ですよね。 それだけベリーズでは、日本には空手の印象が強いんですね! でも、本名さん、ぜんぜん空手顔じゃないのにね。 空手感はないですね・・ 青年海外協力隊の活動は2年の任期なんですが、本名さんは帰ってきたくなかったのかな? 帰る直前に、骨折をして、帰国が遅れたそうです。 人生初めての入院がベリーズだったそうです。 そんなに体張らなくても良かったのに? 少しでも長くベリーズにいたかったんですね。 さて、日本に帰ってきてすぐに、協力隊に参加する前の勤め先の病院に戻ったそうです。現職参加ではないのに、元の職場に戻れるって珍しいですよね。 元の仲間もいらっしゃるでしょうから、仕事には慣れやすいですね。 「仕事が丁寧になった。」と言われるそうです。 自分の変化や成長って、なかなか気付きづらいですけどね。 元の職場ですから、本名さんの仕事ぶりは、周りが知っていますから、 自分よりも、周りの人の方が、成長・変化に気づいたんじゃないですかね。 そして、1年後、病院を辞めて、今の会社に転職します。 (株)メディサンと言う、医療機器を扱う会社だそうです。 郡山市にある会社なんですが、実は、 JICAの「研修員受入事業」を行っている会社なんです。 この「研修員受入事業」とは、開発途上国から国造りの担い手となる行政官や技術者を受入れ、いろんな分野で専門的知識や技術を学ぶことにより、人材育成支援や課題解決支援を目的としている事業です。 開発途上国から専門技術を学びに来日する研修員はほとんどが自国で社会・経済の中心的な役割を担っている人たちで、帰国後は日本で学んだことを活かして自分たちの国の発展のために活躍しています。 JICA全体で年間1万人ほど研修員を受け入れています! 開発途上国で必要とされている知識・技術を伝えて各国の課題解決に役立ててもらうことを目指し、関連の政府機関・自治体・企業・大学等の協力を得て研修員受入事業を行っているのです。 その受入れを行っている会社が、本名さんがお勤めの(株)メディサンです。 正直、知らなかったなぁ、郡山にもこう言った会社があるなんて。 本名さんも協力隊から帰ってくるまで、地元にこのような会社があるのも知らなかったようです。 地元で、医療系の会社で、それもJICAと繋がりがあって。 これも巡り合わせなんでしょうね。 途上国のために、今の自分ができることをやろう。と就職されたそうです。 本名さんの勤務内容は、 JICAの海外技術研修員を受入れ指導すると言うものだそうです。 右も左も分からずに、ただ自国の発展の為に、知識・技術を学びに多くの外国人が日本に、そして福島に来ています。 本名さんは、一人で外国に立つ寂しさや厳しさを知っていますよね。 途上国の現場を見ているからこそ、分かることがあるそうです。 経験者にしか語れないことが沢山ありますよね。 知識や技術的なこともそうですが、 ひとり日本に来た外国人の心を支えてあげられるのも、 同じ経験をした本名さんの言葉かもしれないですね。 本名さん、 青年海外協力隊の経験が、今の職場に活きていて、すごくやりがいを感じているそうです。 福島県内にも、こうした国際協力に積極的な会社があるのですね。 本当に嬉しいです! 日本にいても出来る国際協力があるのです!! 青年海外協力隊から帰ってきて、私生活では結婚して、出産もされ、 ベリーズで学んだ家族の絆の大切さを実践しようと、日々奮闘中だそうです。 夢はもう一度ベリーズに行くこと。 自分のしてきた仕事がどのようにつながっているのか。 自分の目で見てみたいそうです。 もちろんその時は、家族も一緒に、ですね。 |
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