「トンガ」に派遣されていました、 足立 順一郎さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」5/13放送

こんにちは、DJイタルです!

GWが終わって、早速五月病の方もいるでしょう。
やりすぎない、頑張りすぎない。
でも、休みすぎない。
新しい目標、次の楽しみを見つけましょうね。


さ、参りますよ。
126人目のゲストさんです!
なんと2回もJICAボランティアに参加されている方なんです。
欲張りですねぇ〜。笑

青年海外協力隊 平成17年度3次隊で「ジンバブエ」に、
シニア海外ボランティア 平成26年度4次隊で「トンガ」に派遣されていました、
足立 順一郎 (アダチ ジュンイチロウ)さんです。
職種はJOCVの時は「農業機械」、SVの時は「野菜栽培」です。
九州は大分県のご出身です。
現在はJICA二本松訓練所のスタッフとして、未来の国際協力人を育てております。

あ、ちょっと説明しますね。
急にJOCVとかSVとか言われてもねぇ。
これ‘JICA用語’であります!
JOCVとは、Japan Overseas Cooperation Volunteers の略で、ようは青年海外協力隊のコトですね。
SVは、Senior Volunteers の略になります。
シニア海外ボランティアのことをSVと言います。
卒業生をOB・OG(old boy・old girl)と言うように、
JICAボランティア経験者のことをOV(old Volunteer)と言います。
ちなみに、JICA二本松訓練所のことをNTCと呼びます。
Nihonmatsu Training Center の頭文字を取って、NTC。
ですから、JICA駒ヶ根訓練所は、KTCになります。
ついでに南太平洋の国パプアニューギニアはPNGとなります。
使い方は「PNGのJOCVはKTCだよね?」です。笑

さ、本題にいきましょうね。
まずは足立さんの1回目のチャレンジのお話から。
1回目は青年海外協力隊としてジンバブエに派遣されるんですが、職種が「農業機械」です。この番組でも初めての職種です。
まぁ読んで字の如く、農業機械の使い方や修理、メンテナンスのアドバイスをするシゴトですね。

足立さん、協力隊に派遣される前は農機販売の会社に勤めていました。
農機のコトはお任せ下さい!軽トラに乗って農家さんをまわってトラクターやコンバインなどの販売をしていたそうです。
海外旅行は好きだったけど、自分が海外で生活するなんて想像もしてなかった。
ただ、何かを変えたいと思っていたのです。
当時34歳、ふと冒険がしてみたいと思ったそうです。
そんな時に、雑誌で見かけた青年海外協力隊の募集説明会の広告。
初めて知った「農業機械」という職種に、もしかしたら自分も協力隊に参加できるかもしれないと思ったそうです。

とりあえずでも受けてみようと思った。
たまたま受けたら受かるかも知れないと思った。
語学に自信がなくても何とかなると思った。
どこかキモチは前向きなんですよね。
やっぱね前向きなポジティブ受験が大事なんです!
面接官は見ていますよ。点数とか資格だけじゃないんです。
じゃあどうしたい?だから何ができる?
それぞれのヒューマンストーリーが大事なんです。

要請内容を見て第一希望は南米の国でしたが、いざ合格通知が届いてみると「ジンバブエ」と書いてあった。
ドコだそれ!正直なキモチです。笑
どこにあるか分からなかったけど、参加するキモチに変わりは無かった。

アフリカ南東部にある「ジンバブエ」という国。
アフリカと聞くだけで暑いイメージですが、ジンバブエは標高が高いため比較的涼しく過ごせるそうです。雪は降らないけど、地域や季節によっては霜が降りることがあるそうです。
ジンバブエの主食と言えば、メイズと呼ばれるトウモロコシの粉をお湯で練ってつくったお餅のような、ういろうのような、中華まんの外側のような食感の‘サザ’と言う食べ物。これに肉や野菜を煮て一緒に食べるのがジンバブエ流なんですね。

足立さんは、ジンバブエの首都ハラレからバスで30分のところにある農業大学校の講師として派遣されます。
10代後半から20代後半くらいの生徒が通う専門学校のようなところ。
講師ですから、もちろん授業をやるわけです。
農機販売の会社に勤めていましたから農機具に関してはプロですが、ところが教壇に立って授業をやった経験なんて無いわけです。
ここからが足立さんの戦いの始まりです。
そもそも教科書なんて無いわけで、授業の進め方も足立さんにお任せ。
当時、ジンバブエの農場で使われている農機はほとんどがヨーロッパ製で、地元九州大分では使ったコトも見たコトもないような大きな農機を使っていたりしたそうです。
そこでまずは、現地の農機具に関する本を読みあさり、そこから授業のための台本を作って、そして、さも知っていたかのように授業をするわけです。
ですから、この授業で使うための台本作りが大変だったんですね。
もちろん英語で授業を行いますし、生徒からの質問にも答えなければいけませんので、生徒以上に授業の予習復習に時間をかけていたそうです。

実際に農機を使っての実習も沢山やりたかったそうですが、故障していたり、修理するにも部品が手に入らなかったり、動かすための燃料が無かったりと、農機が十分に動かない状況もあったそうです。
途上国では、モノを支援するだけではなく、無いなりの方法や現地にあるモノで出来るかを考えるコトが大事なんですよね。

終わってみると短く感じた2年間だったと言います。
講師という経験が初めてだったし、授業準備に追われて、目の前の授業に精一杯だったそうです。
アレは出来た、コレが出来なかった、もう少し余裕があれば、思うことは沢山あると思います。
その思いや経験が次のチャレンジに繋がっているんですね。

足立さんの次のチャレンジは、シニア海外ボランティアで「トンガ」へ。
トンガのお話は、また来週です。




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松訓練所では2017年度1次隊192名が訓練を受けています!

今週8日には、語学の中間試験がありました。
候補生は、派遣国で実際に使用している言語の習得を目指しています。
今回の中間試験の結果次第で、残りの訓練期間の過ごし方が決まると言っても過言ではありません!
結果を踏まえて、引き続き訓練に励んで頂きたいと思います。

そして、今週10日(水)にシニア海外ボランティア4名の修了式が行われ、2017年度1次隊の4名は35日間の訓練を無事に修了することができました。

2年間、それぞれの派遣国で現地の方々のために活躍してくれることを願っております。

訓練の様子はJICA二本松のフェイスブックで紹介しています!
候補生の生き生きした表情をぜひご覧下さい!!

またJICA二本松訓練所では、JICA事業に関するすべての疑問にお答えする「なんでも相談窓口」を設置しています。
JICA二本松のホームページからどうぞ!
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2017年5月13日(gy) 08:30

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