「タンザニア」に派遣されていました 矢部 翔太郎さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」3/25放送

こんにちは、DJイタルです!

江戸では桜が咲いて、いよいよ春が近づいております。
春と言えば・・・
そうです!JICAボランティア春募集ですっ!!
来週から満を持していよいよ春募集が始まるのでぇすっ!!!
いいですかぁ、3/31〜5/10までですからねぇ!
安心して下さい!
説明会やります!体験入隊やります!

ここらで一歩、踏み出してみませんか?

春ですから。お散歩ついでにぜひJICA二本松へ!
まぁ正直まだ寒いんですが・・・ちょっと厚着でどうぞ。笑


今週のゲストは先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成26年度3次隊 「タンザニア」に派遣されていました
矢部 翔太郎 (ヤベ ショウタロウ)さんです。
職種は「体育」です。
会津若松市のご出身です。
いんやぁ会津の人は頑固だがらないっ。
ってCMが分からない年頃でしょうね。現在25歳!平成生まれっす!
2015年1月から2017年1月までタンザニアに派遣されていました。
帰ってきたばかりの時は長髪で色黒で、日本人ですか?って聞かれたくらい目鼻立ちがクッキリした外国人っぽい感じの男前ですぜ!


矢部さんが派遣された国が「タンザニア」
アフリカ南東部の国。協力隊も多く派遣されている国のひとつです。
直行便は無くドバイなどを経由して日本からおよそ20時間。
暑い夏と暑くない夏を繰り返す季節感だそうです。笑
ヴィクトリア湖やタンガニーカ湖、キリマンジャロに、自然保護区や国立公園などアフリカの大自然を楽しめる観光資源も多い国です。
最近ではサファリ観光など日本人の観光客も多く見かけたそうです。
そこで、中国人など多くのアジア人の中で日本人の見分け方を発見したそうです。軽く会釈をして、お辞儀を返してくるのは日本人だそうです。笑
矢部さんが住んでいたのは、なんとビクトリア湖のすぐ近く!
窓を開ければビクトリア湖くらいの距離だそうです。マジすげぇっす。


矢部さんの職種が「体育」です。
簡単に言えば、体育の先生になります。
矢部さんが派遣されたのがヴィクトリア湖近くのムワンザという町。
ムワンザにあるブティンバセカンダリースクールに体育の先生として派遣されます。日本で言う中学校にあたりますが、13歳から17歳位ですので高校1年生くらいも含みますかね。
1クラス30人くらいで、1学年3クラス、それが4学年あります。

要請内容は、保健体育の授業をする、現地教員に指導法を教える、放課後の部活動の指導をする、です。
体育というと、校庭で体を動かして運動というイメージですが、タンザニアの体育はまず座学だそうです。日本でいう保健体育の様な授業ではなく、定義の授業をするそうです。
はて?定義とは?
水泳とはなんだ!サッカーとはなんだ!という知識を教える授業を行うそうです。
全員が教科書を持っているわけではなく、先生が持っている教科書からスポーツや運動に関する知識を学ぶ座学が体育の授業なのです。
現地の先生が行う体育の授業は、それが10割!!
えー、僕らが楽しかったあの体育の授業はどこにもないの?!
矢部さんも実際に体を動かす楽しさを伝えたかったそうです。
そこで、矢部さんは体を動かす体育の授業を実践します!
もちろん急に全てを変えるってことではなくて、座学で学んだことを実際にやってみると言う授業です。せっかく学んだことを見て触れて体験させたかったのです。
外でボールを蹴ってサッカーをしてみたり、応急処置の単元では実際に子供達にバンデージを巻いてもらったりと、体験する授業を心がけていたそうです。

授業はもちろん英語ですが、これまた全員が英語を理解できるわけでもないそうです。英語で読んでスワヒリ語に訳すという授業の進め方をしていたので、授業の準備や言語面での苦労があったと言います。

新卒の派遣ですので、教鞭経験の少ない中で派遣される不安はあったそうですが、実際に授業をしてみると偏った思い込みや固まった指導方法もないのでフラットに入ることが出来たのは良かったそうです。

ただ、苦労したのがクラスのコントロールです。
いやーこれは経験がモノを言うんでしょうか・・・
積極的な子供達が多いクラスでは、こっちを見ればあっちが勝手に、あっちを見ればこっちがどうしたで、なかなかクラスをまとめることが難しかったのです。
最初は言うことを聞かないことで怒るコトもあったそうですが、ある時から怒るコトをやめて黙ることにしたそうです。
すると、子供達はこう言った変化を敏感に感じるんですね。
「あれ?先生が何も言わない?どうした?ヤバくね?」
って思ったのかどうかは分かりませんが、少なくても子供達が自分達で気付いて行動するようになったそうです。

さ、もうひとつ大事なシゴトが、現地教員への技術移転です!
これまた苦労するんですが、まぁ人間関係作りってのは世界共通の悩みなんでね。
自分より年上の現地の先生にはキャリアもありプライドもあり、最初はなかなか受け入れてもらえなかった。指導方法をアドバイスしても聞いてもらえなかったそうです。いやー辛いっすよね。
でもそれじゃダメだと思ったのです。自分から動かなければ何も変わらない。
学校以外で時間を作っては家に遊びに行ったり一緒にゴハンを食べたりと、とにかく仲良くなろうと思ったそうです。
知識や技術を伝えるのは、その後。
いろんなコトが前のめりになりがちだけど、まずは相手を見て理解して、自分を知ってもらって、そこから始まるコトもあるんですよね。
人間関係が上手くいくと、自然といろんなコトが回っていくのです。

そんな悩んだ時期に助けになったのが、近所に住む大家さん。
人間関係の悩みに相談に乗ってくれたり、いつも一緒にゴハンを食べたりと、そのおかげでスワヒリ語も上達したそうです。
青年海外協力隊には必ずその国で応援してくれる人がいます!
今でも繋がっている大切な人。そんな一生の出会いも協力隊の魅力なんですよね。

さ、これからの矢部さんですが、実はもう就職が決まっているそうです。
面接では、普通とは違う経歴だね、と珍しがってもらえたそうです。
日本でも今、青年海外協力隊のような海外で活躍してきたチカラが必要とされているんですね。

まずは日本で就職してパワーをためて、またいつか海外へという夢もあるそうです。
そして、そのまたいつか、その経験を多くの子供達に伝えたいそうです。

25歳、もう次の一歩を踏み出しています!




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

いよいよ来週31日から2017年度JICAボランティア春募集が始まります!
福島県内では4月2日(日)「1日体験入隊〜入門編」、4月30日(日)「1日体験入隊〜合格編」を実施致します。

4月2日開催の「1日体験入隊〜入門編」、残り数席となりました!
参加を希望される方はお早めにご連絡下さい!

そして、ラジオを聴いて頂いている方限定で4月30日(日)に開催される「1日体験入隊〜合格編」の先行予約を受け付けます!
予約希望の方は、JICA二本松のホームページ「イベント情報」をご確認の上、お申し込み下さい!

4月からいよいよ2017年度1次隊訓練生が全国から二本松市に集まります!
震災以降最多となる194名のJICAボランティア候補生がここ福島で派遣に向けて訓練を開始します!

訓練の様子はJICA二本松ホームページやフェイスブックで紹介していきますので、こちらもチェック!!

またJICA二本松訓練所では、JICA事業に関するすべての疑問にお答えする「なんでも相談窓口」を設置しています。
ぜひご活用下さい!

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2017年3月25日(gy) 08:30

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