現役の青年海外協力隊員に会いに行く特別編、第4弾! 〜マラウイ〜 「数学教育」で派遣、兼屋 辰紀さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」1/7放送

こんにちは、DJイタルです!

新年あけてました!
おめでとうございます!
今年もよろしくお願いしましたよ!
くれぐれもよろしくお願い致しましたよ!


さぁ、6週目です!
今週も海外取材特別編です!
2012年セネガル、2013年フィリピン、2014年ヨルダンに続きまして、
現役の青年海外協力隊員に会いに行く特別編、第4弾!
7週連続企画、年末年始もまたいでのアフリカ「マラウイ」特別編です!

アフリカ「マラウイ」は南半球です。
日本と季節は反対、夏の年越しになりますね。
マラウイの年越しはと言うと、キリスト教の多いマラウイではクリスマスの方がビッグイベントになるので、そんなに大騒ぎしないとか。
でも、村ではみんな歌って踊って飲んで年越しを祝うところもあるそうですよ。
日本人的には、なんか夏の年越しって不思議ですよね?!
いつかは海外でお正月を迎えるなんてやってみたいですけどね。
世界中に派遣されているJICAボランティアは、それぞれの国の年越しを体験するんですよね。


今週のゲストは、今まさにマラウイで活動しております、
青年海外協力隊 平成26年度3次隊 「数学教育」で派遣されています
兼屋 辰紀 (カネヤ タツキ)さんです。
南国 沖縄県のご出身です。
でも兼屋さん、あんまり沖縄っぽくないんです。笑
スミマセン・・・勝手な沖縄イメージを押しつけていますが。
自分でも言っていましたよ、沖縄感を期待されると困るって。
沖縄なのに面白くないって言われるとか。
沖縄出身ってだけで、ハードル高いんですね。笑


マラウイの首都リロングウェから車で約4時間、兼屋さんが活動する‘マンゴチ’という町にやって来ました!
国土の20%を占めるマラウイ湖まで車で15分くらいと、マラウイを代表するビーチリゾートも近いそうです。

このマンゴチという町、まぁ暑い・・・
マラウイで一番暑いんじゃない?ってくらい暑い・・・
マラウイ隊員の中でも、暑くて住みたくないと言われている町です。笑
暑さに合わせて、セミの大合唱のサービス付きです!
放送でもセミの声がお聞き頂けたかと思います。
新年早々の放送でBGMがセミの声なんて、なんてグローバル?なんでしょう。
まぁやっと南半球の夏をお届け出来たというコトでね。笑


さて、今回は兼屋さん家にお邪魔してるんです。
兼屋さんは理数科の先生として中高等学校に派遣されているんですが、この派遣されている学校の敷地内に職員宿舎が並んでいるんです。
この平屋の職員宿舎に一人暮らしだそうです。
まぁパッと見、牢屋のような?監獄のような?笑
って言うのはちょっと大げさですが、ただ入口と窓には頑丈な鉄格子と南京錠がされているのは本当です。
これはマラウイに限らずだと思いますが、セキュリティ面を考えたJICAの決まりでもあるんです。
JICAが考える最低限の安全が保証されない限り、協力隊は派遣されないのです。
だからこそ、世界中の協力隊員が安心して活動に取り組めるのです。

さ、出ました、こちらも3ベッドルーム!
リビングにキッチン、そしてベッドルームが3部屋。
兼屋さん、かなり部屋を持て余していましたね。
男の一人暮らし、6畳ひと間で生活が完結します。笑

そして隣の宿舎には校長先生が住んでいるので、悪いことは出来ません。
学校の敷地内に住んでて隣りに校長、オンオフの切り替えが難しそうですね。

さ、そんな兼屋さん家のリビングでルイボスティー(南アフリカ産)を片手に収録開始です。マラウイでは南アの商品をよく見かけます。

さて、
兼屋さん沖縄出身でしょ、地域的に海外との繋がりも多そうですよね?
って、これも勝手な沖縄のイメージなんですが。

ぜんっぜん無かったそうです。
正直、国際協力に興味があったわけでも無く・・・
まぁ高校の修学旅行が海外だったので、英語はしゃべれたらイイなぁと思ってたくらいで・・・
まぁ海外には興味あるけど・・・
まぁ特に夢でも憧れでも無かったJICAボランティアなんです。笑

しかし、これまた出会いと言いますか、運命と言いますかね。
実は青年海外協力隊になりたかったのは兼屋さんの‘お姉さん’だったんです!
お姉さんが日本語教師で青年海外協力隊を目指していたそうです。

兼屋さんが大学卒業を前にして進路を考えた時に勧められたのが青年海外協力隊だったのです!
お姉さんが参加した募集説明会の資料を渡されて、行ってみたらと勧められたのです。

「やってみようかな。」
福岡の大学の理学部で数学を学び、学校の先生になろうと思っていた兼屋さんですが、教員採用試験がうまくいかず。
そんな時に勧められたのが、青年海外協力隊だったのです。
興味はある。ダメでもともと。まずはやってみよう。

大学4年生の秋募集で応募します。
大学を卒業して、最初の経歴がJICAボランティアになるわけです。
‘新卒’ってやつですね。
日本で培った知識・技術・経験を伝えるボランティアが青年海外協力隊ですので、どうしても実務経験が必要な職種もあるんですが、ただそれ以上に若さと勢いと情熱が必要とされる要請もありますから、まさに‘新卒’だって十分に必要とされるチカラなんです!

大学4年生の秋に協力隊を受験して、3月に大学を卒業しますが、まだこの時点では協力隊の合否は分かっていませんでした。
福岡の大学を卒業後は沖縄に戻って、教員の臨時採用で高校で数学を教えていたそうです。
そんな講師として働いていた時に、協力隊合格の知らせが届いたのです。
兼屋さんは電話で協力隊の合格を知ります。
合格は嬉しかった。
でも、派遣国が聞き取れなかったそうです。
マ、マラ、ウイ? ん?
聞き取れなかったのではなく、知らなかったのです。笑
マラウイ?ドコ?聞いたことない・・・
でも嬉しかった。
希望国とは違ったけど、参加に迷いは無かったそうです。

3次隊ですので、訓練は10月からになります。
協力隊受験から訓練に入るまで、およそ1年間空きました。
結果的には、新卒で何も経験の無いままマラウイに行くより、沖縄での講師経験がマラウイの教壇で活かされることになるのです。

やっぱ運命なんでしょうか?
なんかいろんな歯車が少しずつ噛み合っていくんですよね。
こうして新卒の青年が、いざマラウイへと派遣されていくのです。
兼屋青年のマラウイでの活動はまた来週お届け致します。


ここからはそんな兼屋青年が見た「マラウイ」をちょっとご紹介しましょ。

マラウイ人は外国人にとてもフレンドリーなんだそうです。
仲良くなると実はとても日本人に似ていることに気付くそうです。
お世辞と言うか、本音を言わないと言うか、悪いことは言わない。
本音と建前と遠慮があるそうです。
これはマラウイにいる日本人から、けっこう聞きましたからね。
多くの日本人がそう感じるんだから、間違いないでしょうね。

では、マラウイ人は日本人をどう見ているんでしょう?
都市伝説のような日本人に対する噂があるそうです。
自動車やバイク、機械や電化製品のイメージが強いニッポンならではの噂なんですが、兼屋さんが同僚に本気で聞かれたそうです。

「日本人は、小学校の授業で腕時計を作るのは本当か?」
「日本では、学校で自動車のパーツを作るんだろ?」

僕らの知らないところで、日本のどこかの小学校では腕時計を作る授業があるのかもしれませんね。笑
まさに‘モノ作り日本’のイメージが一人歩きした噂ですよね。
ある意味誇らしい噂じゃありませんか?それは日本に対する憧れだったり、リスペクトの意味もあるのかもしれませんね。


マラウイは本当にユックリした国なんです。
時間は気にしない‘アフリカタイム’が、マラウイにもあるそうです。
まぁ協力隊が派遣されている開発途上国共通のゆったりタイムですね。

このマラウイタイム、朝の会議が1、2時間遅れるのは当たり前。
ある朝の職員会議では、25人の職員のうち会議に来たのが校長先生と兼屋さんの2人だけと言う日もあったそうです。笑
まぁ時間はゆるいっすね。沖縄の人が言うんだから間違いない。
ここまで来るとコントですよね、もう笑うしかないっす。笑

でも兼屋さん嫌いじゃないんですね。笑
このマラウイタイムは仕事ではすごく邪魔なんです。
時間通りにシゴトは進まないし、計画も予定通りにいかないし。
でも、プライベートでは相手が遅れたことを責めたりしない。
人を許す寛容さは好きなんですって。

この‘ゆったりタイム’は、生活が長くなるとカラダに染み込んでいきます。
協力隊員が帰国後に悩む浦島太郎症状のひとつでもあります。笑
日本社会では、なかなか理解されないものではあるんですが・・・
ただある意味、人間の生き方を考えさせられます。
正しくはないかもしれませんが、間違ってもいないと思うのです。

日本人にとって常識だろうということも、世界に行けば、その国で常識とは限らないのです。その逆も然りで。
イイとか悪いとか、ダメとかダメじゃないとか、そう言うコトではないんですね。
それも体感してみないと分からないことがいっぱいあるんですね。
まさにその現場にいるのが青年海外協力隊だと思うんです。

いろんな経験や、いろんな人との出会いで、
いままで自分が常識だと思ったことが常識じゃないコトを知る
いろんな価値観に出会って、
違いを認めるコト、人を受け入れるコトを知る。

思い通りにならないコトの方が多いけど、
その先の自分の成長に必ず繋がっていくのです。

いろんなコトの繋がりで、可能性は広がっていく。
それは未来が広がるってコト!

兼屋さんはどんな未来を思い描いているんでしょう。

また来週です!
ぜひお楽しみに〜!




☆ JICA二本松インフォメーション ☆

2016年度4次隊の訓練が1月5日から始まりました!
訓練の様子はJICA二本松ホームページやフェイスブックでお知らせいたします!

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2017年1月7日(gy) 08:30

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