「エルサルバドル」に派遣されていました、藤井 由佳さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」1/31放送

こんにちは、DJイタルです!

今週のゲストは、
青年海外協力隊 平成12年度1次隊として「エルサルバドル」に派遣されていました、藤井 由佳(フジイ ユカ)さんです。
職種は「作業療法士」です。

福岡県北九州のご出身です。
福島とは‘福’つながり、勝手に親近感です!

藤井さんは体育大学を卒業されているのです。
となると、体育教員か、スポーツ隊員か、と思ったんですが・・・
選んだのは「作業療法士」。
いやいや国家資格ですし、協力隊の職種の中では今でも要請が多い職種ですよ。
そう世界から切望、熱望されている職種のひとつです!

もちろん体育・スポーツ系の職種もたくさんありますよ。
でも、藤井さんは、自分の体育のレベルでは足りないと思ったそうです。

普通に考えれば、今の自分でいける職種を選びがちなんですが、
藤井さんは職種を決めてから、その職種に必要な資格取得を目指すのです。

一見、なんか遠回りのようにも思えてしまいますが、自分が自信を持って参加するための準備って、人それぞれなんですよね。
勢いで参加するのもアリ!
じっくりと時間をかけて準備するも良し!
大事なのは、自分が納得して参加できるかどうかですよね。
もちろん決めるのは自分ですから。

そうして藤井さんは、大学卒業後に資格取得のために専門学校に進学されます。
それも働きながら学校に通います。
昼間は病院の中のデイサービスや介護のお仕事をしながら、夜は専門学校へ。
お休みもなく大変な時期だったけど、協力隊に繋がる勉強であり経験であり、充実した時間だったそうです。

こうして4年間の専門学校を卒業して、資格も取得し、さぁ準備万端です!
ところが、
やっぱり日本での社会経験、現場経験が必要かもしれないと、日本で就職されるのです。

いや〜、夢への道のりって長いんですね。
かれこれ協力隊を目指してから5年以上ですか?

一度諦めたり、試験に落ちて時間がかかったりする方はいましたけど、
流されることなく、ひたすらその職種だけを目指して、準備してきた人は初めてかな。

就職して3年は日本の現場で経験を積もうと思っていたそうです。

そして、就職して1年目の秋。
偶然、協力隊秋募集のチラシを見てしまったのです。
「あっ、見ちゃった!」って思ったそうです。笑

見ちゃったついでに受験資格を見てみると、やっぱり多くが臨床経験3年必要、5年必要と書いてあったそうです。
大学から専門学校、資格取得して就職。
今までの流れで言えば、もうちょっと待ったほうがいいかな。のはずが・・・

この時は、「でも、ちょっと、受けてみよう」と思ったのです。
不思議やね〜。
今まで準備に準備を重ねてきたのに、最後の一手は思いつき?笑

「でも、ちょっと、受けてみよう。」
そうしたら、受かっちゃった。

面接でも聞かれたけど、希望国は無かったそうです。
行けるなら、どこでも良かった。
運命を任せた「どこでもいい」が、実は初めての海外。

そうして届いた合格通知に書かれていたのが、「エルサルバ」
エルサルバ? カタカナ5文字。
ここはドコ?

当時の合格通知の派遣国欄には、字数制限があったらしい。笑
5文字まで? 濁点いれても6文字?
もっと字数が多い国、けっこうあるよね?
パプアニュ? ブルキナフ? バングラデ? まぁなんとなく分かるけど・・・


さぁ藤井さん、初めての海外が「エルサルバドル」です。

そうなんです、2人続けて同じ派遣国です。
先週のご出演の布田さんと同じ「エルサルバドル」です。

先週の布田さんは昭和45年の派遣でしたでしょ?
藤井さんは平成12年の派遣、今から15年前。
なんと布田さんのちょうど30年後になります。
もう訓練所も違うし、国の様子も違いますよね。

一応、復習しますよ!
北米と南米をつなぐ、あの細い中米の小さな国。
日本の四国よりちょっと大きいくらい。とても人口密度の高い国なんです。
バスからはみ出るほどの相乗りは当たり前。
中米5ヵ国の内、唯一カリブ海に面していない国。
でなんと、エルサルバドルは「中米の日本」と言われているそうです。
狭い国土に人口が多い、火山国で地震も多い、そして勤勉な国民性。

食べ物もホントにおいしかったって。
特にパパイヤやマンゴーなど果物はとても豊富。
ついでにアボカドはその辺に落ちているんだって。
アボカドは、「買う物じゃなくて拾うモノ」だそうです。
拾い食いです!!笑

藤井さんの活動については、また来週〜!



• JICA二本松インフォメーション ☆

先週ご案内しました「おいしく学ぶ、世界の暮らし〜タンザニア編」ですが、大好評につき定員となりまして、お申し込みを締め切らせて頂きました。
たくさんのお申し込みを頂きまして、ありがとうございます!
次回の「おいしく学ぶ、世界の暮らし」は4月の開催を予定しています。
開催の情報は、番組やJICA二本松のFacebookでご案内させて頂きますので、どうぞお早めにお申し込み下さい!

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2015年1月31日(土) 08:30

「エルサルバドル」に派遣されていました、布田 節子さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」1/24放送

こんにちは、DJイタルです!

今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 昭和45年度1次隊として「エルサルバドル」に派遣されていました、布田 節子(フダ セツコ)さんです。
職種は「器械体操」です。

今週も大ベテランの登場です。
ご自身では、協力隊の天然記念物とおっしゃっておりましたが。笑
今なお、福島県内外での国際理解教育活動の第一線で活躍されている方です!

さて、布田さんが派遣されていた国が「エルサルバドル」です。
北米と南米をつなぐ、あの細い中米の小さな国。
日本の四国よりちょっと大きいくらい。とても人口密度の高い国なんです。
中米5ヵ国の内、唯一カリブ海に面していない国。
でなんと、エルサルバドルは「中米の日本」と言われているそうです。
狭い国土に人口が多い、火山国で地震も多い、そして勤勉な国民性。
たしかに、なんか日本っぽいですね。

そんなエルサルバドルでの活動はと言いますと、
布田さんは器械体操と言う職種で派遣されますが、実はまだ学生さんです。
大学を休学して、青年海外協力隊に参加されます。
で派遣されたのが、国立の体育師範学校です。
体育の教員を育てる体育教員養成コースに配属されます。

当時のエルサルバドル駐日大使が日本の体育教育に感銘を受けて、ぜひ日本の素晴らしい教育システムを根付かせたいと言う思いから始まったそうです。

ただですね、布田さんは大学生ですよ。
派遣前に出身校の恩師にお願いして、なんとか母校で教育実習をこなしてきましたが、授業はエルサルバドルが初めてです。
しかもスペイン語での授業だったわけです。
教科書もカリキュラムもない、全てが手探りで、手作りの授業だったそうです。
布田さんも初めてであれば、生徒ももちろん初めての授業。
そこで教えた生徒たちが、どんな体育教師になっていったのか。
やっぱり気になりますよね?

時が経って、25年ぶりにエルサルバドルを訪れる機会があったのです。
なんと当時教えた日本のラジオ体操が準備運動として取り入れられていたのです。
布田さん達の教えが、しっかりと受け継がれていたのです。
また、当時の生徒たちは文部省や教育委員会などの偉い役職にもなり、しっかりと国の教育を担なっていたそうです。
協力隊の活動が意味のあるモノとして続いているのはホントに嬉しいですよね。


学生の身分で派遣された布田さんが、エルサルバドルで学んだことは、
日本の社会と人間関係。
実は、布田さん以外にも多くの日本人が派遣されていた師範学校。
言うなれば、布田さんは日本人の中では、学生で一番下っぱです。
そこでいろんなことを学び鍛えられたそうです。笑

そして、もうひとつ学んだことが、「アスタマニャーナ」
これはラテンの言葉で、生活に染みついた言葉。
意味は、「明日あるんだから、明日やればいいんじゃない。」
マスタマニャーナ、アシタマニャーナ、アシタマタナ、明日またね。
このアスタマニャーナが続き、なかなか進まないことも多かったそうです。

でも、その「アスタマニャーナ」が、いつの間にか自分の体に染みついてしまっていたとは、帰って来てから気付くことになるのです。笑

けっして悪いことでは無く、あくせくせずに、楽しく生きることも大切。
その後の人生観にも大きく影響しているみたいですね。


休学して参加されていましたので、帰国後はもちろん大学に戻ります。
卒業後も大学に残り助手として勤務されたり、その後、結婚して会社員の旦那さんの転勤で東北をまわって、また福島に戻ってきたのが平成4年。

福島に帰ってきてから、様々な国際協力・国際理解の活動をされます。
講座の講師やイベントなどを通して、福島県内外での国際理解教育活動の第一線で活躍されているのです。

県内で開催される‘国際協力’‘国際理解’のイベントに参加すれば、ほぼ会えると思います。笑
福島市のMAXふくしま4階アオウゼでも、毎月いろんな国際理解のイベントが開催されているそうです。
詳しくは、福島市のホームページから「アオウゼ」チェックして下さいね!


青年海外協力隊は今年で50年。
布田さんが派遣されてから45年。

青年海外協力隊の派遣期間は、たった2年間。
はるかに帰って来てからの人生が長いのです。

帰国後は、自分のためはもちろん、応援してくれた人たちのために、そして日本のために、その経験を活かしていきます。
帰国後は、これから羽ばたく若者たちを支える立場にもなるのです。

そうして協力隊経験の社会還元にも携わってきた多くの先輩たち。
そんな先輩たちの思いが受け継がれた半世紀。

たくさんの方に支えられている青年海外協力隊。
そう、みんなのおかげで50年です。

もちろん番組のリスナーさんも、このブログを見ている皆さんも、協力隊を支えるサポーターの一員ですよ。

みなさんに感謝です。
いつも、どうもありがとうございますっ!


そうだ、協力隊の歴史を見せてもらいましたよ。
昭和45年当時の協力隊の資料。
なんでも鑑定団に出したいくらい、まぁ貴重でしょ?
いいシゴトしてましたねぇ。


• JICA二本松インフォメーション ☆

おいしいランチのお知らせです!
世界中のさまざまな国や地域では、その土地ならではの食文化が存在します。
世界に羽ばたく青年海外協力隊の訓練所の食堂スタッフが腕を振るう‘世界の食事’を味わいながら、異文化に触れてみませんか?
世界各国で活躍してきた隊員たちが、その国の文化や暮らしについて分かりやすく説明します。
ランチの後は訓練所の中をご案内させて頂きます。

大人気のこの企画「おいしく学ぶ、世界の暮らし」、来月はタンザニアをテーマに開催します!

日時:2月20日(金)13:30〜

お申し込み方法等、詳しくはJICA二本松ホームページをご確認下さい。
みなさんのご参加、お待ちしています!


そして、JICA二本松Facebookページもありますよ!
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2015年1月24日(土) 08:30

「エルサルバドル」に派遣されていました、布田 節子さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」1/17放送

こんにちは、DJイタルです!

今週のゲストは、
青年海外協力隊 昭和45年度1次隊として「エルサルバドル」に派遣されていました、布田 節子(フダ セツコ)さんです。
職種は「器械体操」です。

いよいよ登場です!
満を持して登場ですっ!

福島県の国際交流・国際協力には欠かせない方です。
青年海外協力隊事業が始まったばかりの昭和派遣の方です。

協力隊派遣が始まったのが昭和40年ですから、始まってまだ5年。
当時は、大学3年生だったそうです。

まだまだ海外が遠い時代。
1ドル360円の時代。

海外や国際協力の情報が少ないこの時代に、どうやって協力隊に参加するのでしょう?
今の協力隊のように、募集説明会とかも無かったそうです。

答えは、すごく近くにあるんですね。

大学でもよく顔を合わせていた先輩達が海外へ行くらしいと噂を聞きます。
布田さんが大学3年生の時に、なんと大学の先輩が協力隊に参加するのです。

「青年海外協力隊ってやつで、開発途上国に行くらしいよ」

と聞いて、素直に羨ましいと思ったそうです。

そして、ある時。
大学の掲示板というか、研究室の外のお知らせ用の黒板に書いてあったのです。
「青年海外協力隊員募集 エルサルバドル 器械体操 女子 1名」

見た瞬間に、自分へのメッセージだと思ったそうです。
自分に行けと言われていると思ったそうです。

体育の先生を目指していた大学時代。
先輩が行くまで、青年海外協力隊なんて知らなかった。
当時は説明会もないし、あまり詳しい情報も無かった。
それでも、ただ海外に行ってみたいと思ったのです。

協力隊参加の決意を後押ししたのが大学教授の言葉。
「若いときの2年や3年なんとでもなる。チャンスは出会った時にしっかり握手しておかないと、通り過ぎてから声をかけても振り返ってくれないし、ましてチャンスから肩をたたいてくれることはないんだよ。今がチャンスなんだよ。しっかりと握手して行ってきなさい!」と後押しされたそうです。

でも、
いざ受験をしてみると、心配・不安が募ります。
当時は局長面接と言う、聞くだけで冷や汗が出そうな面接があったそうです。
局長を前に、まだ学生の自分が、教員養成に関わる指導する立場で開発途上国に行っていいのだろうかと不安になったのです。
ですから、「しっかりと大学卒業して社会経験をしてから、また挑戦します。」と、面接では答えたそうです。
自分から、「また今度にします」宣言です。

面接でそう答えた以上、合格するなんて思っていませんから。
まさか合格通知が来るなんて・・・
正直、どうしましょう。
「合格したってことは、あなたの今の能力と立場で判断されたわけだから心配することはない。あとは行って、精一杯がんばってくればいいんじゃない。」

後押ししてくれたのは大学教授の言葉だったのです。
いつの時代も、協力隊を応援してくれる方が必ず周りにいるんですね。

そして訓練へ。
昭和隊次の訓練は、いつ聞いても厳しいですね。
ある意味軍隊のようなとか、良く言えば部活の合宿でしょうか。
もちろん厳しい体育会系の合宿ですよ!
毎朝ランニングで号令、夜は各部屋ごとに整列して点呼もあり。
布団のたたみ方にもルールがあったそうです。

まぁ厳しいというか、時代ですかね。

青年海外協力隊が始まって今年で50年。
その協力隊の創成期に海外に羽ばたき、協力隊の礎を築いた方々。

昭和隊次の方々には、今では想像もつかない苦労があったと思います。
こういった方々がいたからこそ、今も世界に誇る「青年海外協力隊」があるのです。

布田さんの活動については、また来週です!




• JICA二本松インフォメーション ☆

本日開催の「帰国報告会」のお知らせです。
JICA二本松では、福島県から世界へ旅立ち、青年海外協力隊として活躍した隊員の帰国報告会を毎年開催しています。
今回は、経済成長が目覚ましいアジアの国・バングラデシュで活動してきた國分彩子さんと、イスラムの文化が根付く中東の国・ヨルダンで活動してきた室井研一さんのお二人から、現地の活動や生活の実際についてお話をして頂きます。
当日は、JICAボランティアの応募相談もできますので、興味のある方はぜひお気軽にお越し下さい!

・日時 1月17日 午後1:30〜
• 会場 二本松市民交流センター

参加無料・申込み不要ですので、JICAボランティアに興味のある方は、お誘い合わせの上お気軽にご参加下さい。
詳しくは、JICA二本松ホームページ内「イベント情報」からご確認下さい。
みなさんのご参加、お待ちしています!


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ぜひチェックして下さい!
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2015年1月17日(土) 08:30

「ルワンダ」に派遣されていました、伊藤 誠さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」1/10放送

こんにちは、DJイタルです!

今週のゲストは、先週に引き続き、
青年海外協力隊 平成21年度4次隊として「ルワンダ」に派遣されていました、伊藤 誠(イトウ マコト)さんです。
職種は「自動車整備」です。

海外では、特に開発途上国では、日本のクルマが多く走っています。
8割とも9割とも言えるくらい、日本車が走っている国もあります。
日本人として驚きもあり、誇らしくもあります。

そんなクルマの国「ニッポン」から、自動車のエキスパートがやってくる。
その自動車づくりの国から、日本人の自動車整備士がやってくる。
さぞかし憧れの羨望かと思いきや・・・

‘彼ら’には、脅威だったのです。

え?なんで? って、思いますでしょ。

その彼らと言うのは、ルワンダの職業訓練校の先生たちです。

伊藤さんが派遣されたのは、ルワンダのニャンザと言う町の職業訓練校。
20〜40歳くらいの200人以上が通う公立の職業訓練校だったそうです。
その中の自動車コースの先生です。

公立と言っても授業料が少し高い学校だったそうで、ルワンダの中でも比較的裕福な人だったり、働いてお金を貯めてから入る人も多く、高いお金を払ってきているのもあり、生徒たちの意識は高く、とても意欲のある熱心な生徒が多かったそうです。

そんな学校ですから、さぞかし「先生」として歓迎されるかと思っていたら・・・
伊藤さんは半年間、教室にも入れてもらえなかったそうです。
自動車整備の先生として呼ばれながら、教室に入れてもらえない。
そんなこと、ありえます?

まぁ、あるんですね・・・
ホントに半年間、辛かったそうです。
そりゃそうですよ、行ってもやること無いんだもん。
それでも帰るワケにはいかないんです。

じゃ、なんで受け入れてもらえないのか?
自分には意味が分からなかったのです。

同期の隊員にも相談して、出た答えが、
「その同僚の先生たちと飲みにでも行って、腹割って話してみたら」

そして、自分を教室にも入れてくれない同僚と飲みに行くことに。
お酒のチカラも借りて、本音を聞いてみると・・・

実はこうした現地の先生はJICAすら知らないし、
日本から来たヤツに、自分のシゴトを奪われるかもしれないと思っていたのです。
そんな不安のために、半年間も教室に入れてもらえなかったのです。

お互いが、お互いを知らないままに起きた勘違い。
実は少なからず、協力隊が派遣される国では、こう言った勘違い、すれ違いがおきる場合があるのです。

本音を話して、わかり合えることで、大きく活動が変わっていきます。
受け入れられることで、極端なくらいに劇的に状況が変わります。

「キミは、私たちに教えに来てくれたのか?」

翌週には、「授業をしてくれ」「ぜひ教えてくれ」と先生たちからアプローチがあったそうです。

協力隊の大事な活動のひとつが技術移転。
自分が帰った後も活動が続くように、次の指導者、教育者を育てること。

最初の半年がもったいなかったと言っていましたが・・・
その苦労の半年があったからこそ、残りの1年半がより気持ちのある活動になったのかもしれないですね。
時間だけでは計れない活動があるのです。


そうだ、奥さんの話はオンエアでは、ほとんど出てこなかったと思いますが、
実は・・・なんと、同期隊員だそうです。
と言っても、青年海外協力隊中はメールのやりとりくらい。
まぁ友達ってやつです。
全ては、帰って来てから再会して、始まったのです。
イリュージョン枠じゃないらしい・・・笑


☆ JICA二本松インフォメーション ☆

「青年海外協力隊 帰国報告会」のお知らせです。
JICA二本松では、毎年新しい帰国ボランティアの活動報告会を行っています。
今回は、ヨルダンで活動してきた室井研一さんと、バングラデシュで活動してきた國分彩子さんの活動報告を聞いて頂きます。
当日は、JICAボランティアの応募相談もできますので、興味のある方はぜひお気軽にお越し下さい!

・日時 1月17日 午後1:30〜
・会場 二本松市民交流センター

詳しくは、JICA二本松ホームページ内「イベント情報」からご確認下さい。
みなさんのご参加、お待ちしています!


そして、JICA二本松Facebookページもありますよ!
ぜひチェックして下さい!
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2015年1月10日(土) 08:30

「ルワンダ」に派遣されていました、伊藤 誠さん

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」1/3放送

あけましてぇ おめでとうございますぅ!
昨年は、たいへんお世話になりました。
もちろん今年も昨年以上にお世話になるつもりです。
くれぐれもよろしくお願い致しましたよ。笑

さぁさぁ、
新年一発目のゲストは、
青年海外協力隊 平成21年度4次隊として「ルワンダ」に派遣されていました、伊藤 誠(イトウ マコト)さんです。
職種は「自動車整備」です。


ハキハキした好青年です。
バリッとスーツです。
男はスーツで3割増しだと、どこかの合コンマニュアルで読んだことがあります。
でも今日は居酒屋の個室じゃなくて、狭いスタジオに男3人で収録です。
伊藤さん、すみません・・・
野郎3人です・・・
男だけで収録です・・・


でも、大丈夫。
伊藤さんには、スーツを超える魅力がいっぱいなんです。
協力隊の魅力は、そう!中身です!

まずは、伊藤さんの境遇がスゴイ。
なんとおじさんが、青年海外協力隊OB。
それも昭和派遣。サモアに派遣されていたそうです。
さらに、そのおじさんの奥さんがサモア人。
協力隊に行って、現地で恋に落ちて、そして国際結婚。

まさに海外との繋がりが、伊藤さんの目の前にあったのです。
小学生の低学年の時から、海外について、協力隊について、ボランティアについて、いろんな話を聞いていたそうです。
ある意味、しっかりと仕込まれていたんですね。笑

でも、伊藤さんの夢はクルマに携わる仕事。
高校卒業後は、専門学校で自動車整備の知識・技術を学び、自動車ディーラーに就職します。
そして数年間、国産ディーラーの整備士として働きます。

さて、自分の人生を考える時期って、誰でもありますよね?
ディーラーで働いて5年。
世の中はリーマンショックで混乱。
勤めていたディーラーも例外ではなかった。
そんな時に思ったのが、手に職で何かをしたい。

まぁ、幼少期からおじさんに協力隊イズムを仕込まれていますからねぇ、
やっぱり人生の転機に、協力隊のチャンスがまわってくるんですね。笑

自分も協力隊に参加する時が、やって来た!
正確に言えば、やっと来た!ですかね。笑

おじさんと同じく大洋州に行きたかったので、希望国は「フィジー」です。
太平洋の常夏の島国。
青い空、白い雲、エメラルドグリーンの海。
気分はもう、ビーチを走っていましたよね。

合格通知を開いてみたら・・・・ルワンダ。
ルワンダ?
世界地図を広げて、南米をいくら探しても、見つけられなかったそうです。

そりゃそうです・・・
「ルワンダ」は、ア・フ・リ・カ・です!

その時、はじめてアフリカの国と知ったくらいの知識ですから、もちろんノーマークです。
予想も何も・・・頭の片隅にもなかったでしょうね。笑

大丈夫!ご安心下さい!
青年海外協力隊には、派遣前訓練があります!

ちゃんと、しっかりと活動できるように、準備期間があるのです。
語学はもちろん、その国の文化、風習、様々な知識を学びます。

訓練があるからこそ、協力隊員はしっかりと活動ができるのです。
訓練無くして、協力隊は成り立たないのです。


さて、伊藤さんが知らなかった「ルワンダ」も少しご紹介しましょう。
中部アフリカの内陸国。アフリカ大陸のほぼ中央、赤道に近い国。
西にコンゴ民主共和国、北にウガンダ、東にタンザニア、南にブルンジと国境を接するアフリカで最も人口密度が高い国なのです。
ジェノサイドと呼ばれる悲しい過去もありましたが、実はこの10年の間、毎年8%前後の高い経済成長率を誇っているそうです。鉱物資源が少なく、また内陸国というハンデも抱えながらの成長は「アフリカの奇跡」と言われているそうです。

そんなルワンダでの伊藤さんの活動はまた来週です!


今年もよろしくお願い致しました!!



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

1月4日から8日「ルワンダ写真展in福島」が福島駅前のコラッセふくしまで開催されます。
これは福島に拠点を置く「ルワンダの教育を考える会」が実施する写真展です。
内戦から20年、暗い過去を乗り越えて、明るく元気に過ごすルワンダの子供たちの様子を写真でご紹介します。
そして、この写真展の期間中の8日(木)13:00〜16:00には、同じくコラッセふくしまにてJICAボランティアの帰国説明会も開催されます。
今回、報告を行うのは、ルワンダで活動された吉田淳平さん、村田千津さんのお二人です。
写真展と報告会で、皆さんも明るいルワンダの姿に触れてみませんか?

・お問い合わせ JICA二本松:0243-24-3200


もひとつお知らせ!
JICA二本松主催「青年海外協力隊 帰国報告会」のお知らせです。
JICA二本松では、毎年新しい帰国ボランティアの活動報告会を行っています。
今回は、ヨルダンで活動してきた室井研一さんと、バングラデシュで活動してきた國分彩子さんの活動報告を聞いて頂きます。
当日は、JICAボランティアの応募相談もできますので、興味のある方はぜひお気軽にお越し下さい!

・日時 1月17日 午後1:30〜
・会場 二本松市民交流センター

詳しくは、JICA二本松ホームページ内「イベント情報」からご確認下さい。
みなさんのご参加、お待ちしています!


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2015年1月3日(土) 08:30

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