aikoさんのパワーはやっぱりすごいです。
NHKホールで行われたaikoライブツアー
『LOVE LIKE POPvol.14』へ行って来ました!
ツアー最終日です。(延期になっている仙台公演は番外編としての開催だそうです。)
始まる前から会場はaikoコールで溢れていました。
観るたびに思うのですが、aikoさんのライブは彼女ならでは。
会場からの声を全て受け止めて、ライブが進んでいくのです。
受け止めた声に、1つ1つ返事をしながら
本当にファン1人1人と会話をしながら、楽しい声を
届けてくれます。
会場にいるみんなが同じ時間を過ごし、
みんなでライブを作っていることを実感させてくれるライブです。

なので、話す内容は会場によって全然違います。
みんなの声から会話が広がっていくので、
トークの時間もどんどん増えていきます。
それでも歌の入りはとっても軽やか。
だから、すんなりと私たちも歌の世界に入ることができるのです。
あれだかみんなの声を受け止めて、思いを届けてくれるaikoさん。
とてもあたたかい女性です。
しかも可愛いのです。

そう、面白いのが、aikoさんのライブではお決まりのなのですが、
ステージのミュージシャン以外の人たちにスポットがあたる時間があるんです。
会場のお客さん、照明さん、PAさん、スタッフ、そして
ライブ会場の警備のお兄さん。
戸惑う警備のお兄さんの動きが、また会場を盛り上げてくれます。
今日のライブは最終日ということもあり、
アンコール後も拍手が鳴りやみませんでした。
すると!!!再びステージが明るくなり
「今日は最後やから、まだ帰りたくないから、もう少しだけ歌います!
遅い時間なのにごめんなー!」と最後の最後まで元気な歌で
会場を笑顔にしてくれました。
ライブの終盤で、aikoさんがこんなお話をされていました。
「ライブで楽しんで家に帰って、テレビを見る度に落ち込んで、
あれから心が晴れる日がないんです。
だから、みんな元気でいましょう。また元気で会いましょう。
本当にありがとう。」
言葉にならない思いを何度も何度も、心の奥底から縛り出すように
語りかけるaikoさんの話に涙が止まりませんでした。
すっきり心が晴れること。確かに今はまだ無理かもしれないけれど、
次に会うときには、今よりももっともっと笑顔でいられるようにしたいと
思ったとてもあたたかい、aikoさんのライブでした。
少し寝不足な土曜日。深夜の放送に関してはどうぞお忘れ下さい(笑)
今日は、午後からホテルハマツで開催された
「→ Pia-no-jaC ←LIVE IN ホテルハマツ」の司会を
させて頂きました。
ピアノとカホン、鍵盤と打楽器からなるインストゥルメンタルユニット、
ピアノジャック。2度目となる福島公演でも
重厚なサウンドから楽しく華やかなサウンドと
様々な音で会場を盛り上げてくれました。
格好良いユニットです!!

(写真提供:ホテルハマツ)
ピアノのHAYATOさんは、1曲目からかなりの汗をかいていらっしゃいました。
そしてカホンのHIROさんも力強いカホンと、「いくぜー!」という叫び声で
最初からノリノリでした。
前回も思ったのですが、ピアノジャックのライブは
とてもピアノとカホンだけの音とは思えないほど、
音に厚みがあって、華やかなのです。
お馴染みのクラッシックナンバーも彼らが演奏すると
ロックのようなジャズのような。。。
なんとも不思議な音に変わります。
ゆったり聴くなんて!最初から会場はみんな立って、踊って、
インストゥルメンタルユニットのライブとは思えないほどの
熱気でした。
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(写真提供:ホテルハマツ)
「福島めっちゃ好きやで!ほんまに来たかった〜!」という
2人の言葉に会場からは大きな拍手が!
盛り上げ方もとっても上手で、シャカシャカ大作戦は
全員参加のイベントとなりました。
ピアノジャックのお2人は震災後、各地で義援金を募るライブを
開催されたり、PとJのつなぎに、メッセージを書いてもらい
そのつなぎを被災地に届けたりもされています。
そのPとJのつなぎですが、昨日、お2人がイオンモール郡山の
ヴィレッジヴァン ガードに届けて下さいました。
今展示されています。
是非ご覧ください!
ピアノジャックは、10月8日(土)郡山Hip Shot JAPANで、ライブが
決定しています。
また来週8月4日のモーニングフリーウェイふくしまでは
HAYATOさんとHIROさんへのインタビューも
お届けします。お楽しみ〜。
私にとって毎年恒例のイベント“ap bank fes"
やっぱり音楽はいいなぁ、大好きだなぁと思える、そしてそう感じることが
できることは、とても幸せなことなんだと感じる時間でした。
そんな風に感じた方が、今年はいつも以上に多かったと思います。

“ap bank fes"はその年ごとに一つのテーマを軸に開催されるのですが、
今年のテーマは『復興支援』でした。
フェスでの収益は全て震災後に立ち上げられ、
<ap bank fes Found for JAPAN>を通じて、
全て復興支援金に充てられます。
出演アーティストは、「ひとつになろう」という思いから
これまでのap bank fesに出演されたアーティストが中心と
なって、歌を聴かせてくれました!

今年も素晴らしいアーティストが様々な音を届けてくれました。
私がお邪魔した2日目は、快晴の中でのスタートと。
1曲目はbank bankの「よくきたね」でした。
『よく来たね 大変だったんじゃない?
遠方まで疲れちゃったんじゃない?
こんなにいいお天気だから
今年もいっぱい遊ぼう
よく来たね いろいろあったんじゃない?
悲しいこと 嫌なこと 辛いこと
だけどこうしてまた会えたんだよ
笑顔をいっぱいつくろう』
歌詞の1フレーズ1フレーズが、ゆっくりと心を優しい色で
染めていくような、そんなfesの始まりでした。
桜井さんに「今日のお天気にぴったり!日出ずる国のお祭り男!」と
紹介されステージの登場したのは、ナオト・インティラミ!
「今のキミを忘れない」のアカペラの入りだしから、一気に嬬恋の観客を
独り占めするかのような盛り上がりで、
言葉の一つ一つがダイレクトに胸に伝わる圧巻のステージでした。
ずーいっと彼をみてきた桜井さんの
「ナオトがこのGreat Artistsのステージに立つとは思わなかった。
ラッキーボーイみたいに言われるけれど、今もチケット手売りしてるからね〜。
そんなアクションが大きくなっていく!」という言葉がとっても
印象的でした。
つづいて、「ナオトが喋りすぎて待ちくたびれているかも。
あの天性の声の皆さんにも聴いてもらいたいと思います!」と
呼びこまれ、ステージに登場したのが、Salyu。
カラフルなワンショルダーのワンピースが、嬬恋の緑の空間に映えて
とっても可愛らしかったです。
毎回思うのですが、Salyuのふんわりと優しくそれでいて伸びやかで
力強い声は、青い空がよく似合います。
「この奥行きのある空が仙台にも繋がっている・・・」。
前日仙台で開催されていた、パブリックビューイングの会場へ
向けてのメッセージを伝えると、嬬恋から温かい拍手が溢れました。
震災後、東北以外のライブ会場で、こういったシーンによく出会います。
その度に、東北を応援して下さる方が沢山いること、本当に心強く思います。
「最初は緊張して挨拶されていたのに、今でも友達のように!?
どんどん舐められてきたあいつら2人!!」と紹介されたのがスキマスイッチのお2人。
ミスターチルドレンが大好きで憧れてちょっぴり緊張していた
最初の頃とは違い、本当に楽しそうに演奏する姿を観ていると
こちらまで楽しくなっちゃいます。
ミスチルのカバーを歌った後、「全力少年やろーよ!!」という
桜井の声で、急遽、全力少年の1コーラスを披露。
常田さんのピアノと大橋の声だけというのが、本当にサプライズだったことを
教えてくれて、嬉しくなりました。
炎天下の中、とても涼しげな、美しい声を聴かせて下さったのが
ボニーピンク。
以前のこの場所で、彼女の声を聴いたときにも思ったのですが、
本当に嬬恋の風がよく似合います。
声と風がそっと心を撫で、強さをもたらしてくれるようなそんな声でした。
そして、「暑さを吹き飛ばしてくれるか、さらに暑くするか、
熱い魂を持ったこの男に、身を委ねてみませんか!!」という
桜井さんのシャウトで、呼び込まれたのが、トータス松本!!
ピンクのパンツに黄色のシャツというカラフルないでたちでの
エネルギーたっぷりのステージは大盛り上がり!!
「地震のことはみんな話てるよな。だから自分がここで話すことはないけど
1つ思ったことは、唄をうたっていると元気になります。
それは間違いない。バラードでも、アップテンポな曲でも、
唄っていると元気になる。だから俺ら歌い手は、音楽を届けていかなあかんと
思っています。ね、bank bandさん」と、お話された後、
「俺が歌っていて、一番元気になると言われる曲をうたいます!」と
聴かせてくれたのが、「ガッツだぜ!!」。
この歌の持つパワーは計り知れません。愛情たっぷりのステージでした。
そしてそして、何度も桜井に名前を呼ばれ登場したのが、ASKAさん。
荘厳ともいえるASKAさんの声はやっぱり圧巻です。
桜井さんの声で始まり、アスカさんの声と入れ替わる「はじまりはいつも雨」も
素晴らしかったです。
「歌がひとつにするんだなぁ」というお話。本当にそうですよね。
今、どれだか歌で励まされているか。
歌のパワーを心いっぱいに感じた瞬間です。
そしてBand Act1組目は、JUN SKY WALKER(S)。
「俺の大好きな先輩バンド、スゲー格好いいから打ちのめされないように!」という
桜井さんの言葉どおり、1曲目の「歩いていこう」から
疾走感たっぷりの音を聞かせてくれました。
一番ステージに陽が当たっていた時間で、何度も「暑い!」と
言われていた宮田さん。
日陰が羨ましい!と途中、日陰ウェイブなるものありました。お茶目な方です。
そしてBand Act2組目はMr.Children。
一日7時間近いステージの中、出ずっぱりの桜井さん。
疲れているのではないかなぁと心配になるのですが、
これが全然そんなことはなく、自分のバンドが登場することが
嬉しくてしかたないという表情で、楽しそうに歌を聴かせてくれるのです。
本当に凄い人です。
あれだけ歌って、走って、それぞれのアーティストに完璧なコーラスをつけて。。。
疲れているだろうなぁと思うのですが、
休憩の時間も芝生の上でサッカーをしたり、ギターを引いたり、
フェスが始まって7年目。常にステージ裏でも笑顔なんだそうです。
そんな笑顔が伝染して、きっと私たちも穏やかな笑顔になるのでしょうね。

今年もこのfesに参加できたこと、そこで感じたことに耳を傾けてくれる人がいること。
全てに感謝です。
来年もまたこの景色に会うことできますように。