昨年開催された、サッカーW杯南アフリカ大会。
様々な感動を与えてくれた日本代表の現地での食を支えた専属シェフ。
南相馬市出身の西芳照さんが本を出版されました。
西さんはこの本の制作が最終段階に入ったときに
被災され、現在東京の知人宅に身を寄せ、避難生活を送っていらっしゃいます。
西さんの希望により、この本の印税の全額が南相馬市に寄付されるそうです。
日本代表も合宿をしていた楢葉町にあるJヴィレッジの
総料理長だった西さんが、サッカー日本代表海外遠征帯同シェフに
就任されたのが2004年。
この本にはW杯からアジア杯優勝まで
選手たちを“食”で支え続けた、7年間の記録がしるされています。
西さんの選手を気遣い、思いやる姿、
そして西さんを慕う選手達の姿も描かれていて
サッカーファンの方、料理が大好きな方は、あっという間に
読んでしまうと思います。
あの選手達の素晴らしいプレーを支えた1つが、
美味しく栄養のバランスがしっかりと考えられた食事だったのですね。

食、サッカー、そして福島をこよなく愛する西さんが書かれた
『サムライブルーの料理人』には、私達が知ることのなかった
選手達の食事やW杯の舞台裏が詰まっています。
西さんは福島についてこの本の中で、「山の幸にも海の幸にも恵まれた土地」と、
記されていました。本当にそのとおりですよね。
なんだか胸が熱くなりました。
美味しいお米、楢葉味噌。福島に住む私達が元気にあるキーワードも登場します。
興味のある方は是非読んでみてください。
2011/05/16(Mon) 23:41:18
今日も昨日に続き太陽が元気いっぱいでした。
この週末は温泉でゆっくりとお湯を楽しんだり、
本を読んだり、映画をみたり、お散歩したり、
意識して震災前と変わらない休日を過ごしました。

スタジオに行く途中にある一本桜。
一ヶ月前までは、周りを染めるような淡く美しいピンクの花を
つけていたのですが、今日はこんなに艶のある
緑の葉が生い茂っていました。生命力の強さを感じますよね。
毎年この季節、元気をもらう景色です。
2011/05/15(Sun) 23:15:26
今日の空は、本当に澄んで綺麗な色でした。
1年で1番心地よく、外を歩くのが気持ちのいい季節です。
毎日泣いてばかりいた日々から、前へ向かって進んでいこうと
笑顔が増えて未来へ向かう人の強さを感じる毎日が続き
空の青さは、その思いを後押ししてくれます。
それでも空の下で思いっきり遊ぶことができない子供たちや
小さなお子さんを持つ親御さんの気持ちを考えると、
自分自身の中にある小さな不安が大きくなり
心を占領しそうになることがあります。

そんな時は、太陽の下でマスクを外して、1つ大きく深呼吸。
新緑の香りが心いっぱいに広がりました。
緑の季節が今年もやって来ました。
夏に向けて、今年も笑顔になる思い出を作っていきましょう!
2011/05/14(Sat) 23:55:58
今朝スタジオに来た際、技術のさおりちゃん宛てに届いた
“貴重品”と書かれた荷物を預かりました。
大事に大事に、さおりちゃんのデスクの上に持っていくと、
それを見た技術の齋藤君が、
「お〜〜!!それはあのプレゼントですよ〜!」と。
んん??もしや!!あれですか〜??
私も、さおりちゃんが来るのが待ちどおしくてなりませんでした。

じゃ〜〜ん。箱を開けて大喜びするさおりちゃんと、
それを見て感動する私達スタッフ(笑)
実はこれ、ふくしまFMの2階にある自動販売機で飲み物を買って
ポイントを貯めるともらうことのできる、景品なのです。
中でも、皆が憧れる!?フェラーリのラジコンは
最高ポイントの500ポイント貯めなくてはなりません。
ペットボトル1本が1ポイントなので、500本飲んだことになるのですね。
お〜〜。

届いたラジコンで遊ぶ、さおりちゃん。
約3年(ぐらい)かけて貯めたポイントだそうです。
すごい!!
ポイントカードなどを持っていても、
つい忘れてしまって、いつの間にかその存在すら忘れてしまう私。
尊敬です。何事も継続も力なりですね。

しかしよくできたラジコンです。
ヘッドライトやテールライトもしっかり点いておりました。
私も自販機でよく飲み物を買うので
しっかり貯めていたらよかったなぁ〜と思う金曜日です。
ふむ。今日から私もしっかりポイント貯めます!
“継続はラジコン”です。
2011/05/13(Fri) 15:45:22
今日のモーニングフリーウェイふくしまでは
先日避難所、福島のあづま総合運動公園体育館を訪れた
HOME MADE 家族のMICROさん、KUROさん、U-ICHIさんの
3人にお話を伺った模様をお届けしました。
MICROさんは“最初は自分たちが訪れ、唄って
いいものかとても悩んだけれども、多くの人が喜んでくれて
笑顔で迎えてくれて反対に励まされた気がします。ミュージシャンは
唄うことしかできないけれど、これからも元気になれる
曲を届けていきたい”
KUROさんは“来る前は避難所がどのような状況が想像できず
唄っていいのかわからなかったけれど、皆さんが手拍子や
拍手をして楽しんでくれている様子をみて、人は強い。
どんな状況の中でも楽しもうという気持ちを忘れない。
それが人の根底にある強さだと感じた。これから音楽の力が
もっともっと試されるのではないかと感じます。
自分達にできることをしながら、これからも応援していきたい”
U-ICHIさんは“震災後改めて自分達の楽曲を聴き直してみた。
常に前に進んでいくうたを唄ってきたけれど間違いじゃなかった。
少しでも自分たちの唄がなんらかの力になっていて欲しい”と、
そんな風にお話を聴かせてくださいました。
とても温かく優しい言葉が詰まったメッセージでした。

とても力強く元気になる音を届けたくれたHOME MADE 家族の3人。
公開録音終了後は、写真を撮りたいと言われた避難所の皆さん全員と
一人一人お話をされたり、サインをされたり、
励ましてくださった3人でした。
私の想像では計り知れないほど、不安な思いでお過ごしの皆さんが
この時間、少しでも笑顔になれる、気持ちが和らぐ時間になってくれていれば
とても嬉しく感じます。
2011/05/12(Thu) 17:28:27
< Back Next >