2017年度4次隊フィールドワークスペシャル

「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」3/10放送

こんにちは、DJイタルです。

なーんと今日は、お出かけっす!
毎度JICAボランティア経験者をお招きしてその経験談をうかがっているこの番組ですが、今週は訓練密着編です!
昨年夏にも野外訓練の様子をお届けしましたが、
今回は野外訓練2日目に行われます「フィールドワーク」に密着します!

そもそも野外訓練は、字のごとく訓練所を飛び出して、野営をしフィールドに出て、普段講座などで学んだ知識や技術を実践し、協力隊が派遣される開発途上国での生活を想像、体験する訓練なんです。


で、今回密着するフィールドワークは、JICA二本松がある二本松市内を回って、二本松の人々の思いや歴史を聞くことで、ガイドブックに載っていない二本松の魅力を再発見することがミッションなんです。


まさに青年海外協力隊にとって、地域を知るためのフィールドワークは、途上国の現場で活動を行うための最も重要なことなんです。で、今回のその発表方法というのが「俳句・川柳」を作るです!


二本松市の魅力を「俳句・川柳」という5・7・5の限られた文字数に乗せて表現すると言うちょっと難易度の高い訓練なんです。そして、このフィールドワークは訓練中の普段の生活班と違ったグループで、今まで密に接することがなかったメンバーが同じグループになったりと、より協力と協調性が必要になるんです。

今回は、あ班〜し班の全12班に分かれて二本松市内を調査します。
その中で僕たちふくしまFM取材班は‘う班’に密着いたしました。
よろしくお願い致します!今回の「う班」のメンバーは6人。

小松さん(モザンビーク)、川田さん(ガーナ)、杉原さん(ガーナ)、大宮さん(ベトナム)、津村さん(ルワンダ)、神崎さん(ルワンダ)です。6人中5人がアフリカに派遣予定というちょっとアフリカ寄りの班です。笑「う班」のテーマは、二本松市はお菓子が有名なお店が多いということで‘スイーツ’をテーマに、お店の方々の甘いスイートお話を聞きながら、二本松のスイーツな魅力にせまりました。

およそ4時間の町歩き、5軒のお店を回って、お店の歴史やお菓子の開発話、お店を営むご夫婦・家族の話、そこに集うお客さんの話など、普段の観光だけでは聞くことができない温かい話がたくさんありました。


あんぱん食べたり、揚げまんじゅう食べたり、黒玉なめたり、二本松の郷土料理ざくざく食べたり、いろんなものを食べる1日にもなりました。笑
その町を知るためにはそこに住む人に直接話を聞くことが大事だと学ぶことができたそうです。JICAボランティアが開発途上国で活動する上で、まずはその土地を知ることから始まります。


地域の方々と触れ合うことが、開発途上国での生活の第一歩なんです。そんな途上国での生活のヒントが、この野外訓練にはあるんです。


さ、では各JICAボランティア訓練生が作った「俳句・川柳」も少しご紹介しましょう!
いやー本当に感受性豊かな「5・7・5」が並びました。

まず、ケニアに派遣される平岡咲幸希さんの作品。
「 二本松 カオスなほどの 地元愛 」
二本松には二本松少年隊の悲しい歴史があります。でも悲しむだけでなくそれを史実として広く伝えていかなければならないという思いを市民の方々から聞いたそうです。
カオスって言葉選びに想像を超える愛に溢れる二本松市民の方々の地元愛を感じます。

続いて、ガーナに派遣される西望弥さんの作品。
「 コーヒー運ぶ おかみさんの頭に溶ける雪 」
ちょっと字余り感はあるんですが、優しさに触れる一句です。
蔵カフェに伺った際、ちょうどその時満席だったそうです。でも、おかみさんのご厚意により普段使っていないお店の隣の蔵を特別に開けてもらったそうです。
外は雪が降る中、お店から蔵までコーヒーを運んでくれたおかみさんの頭の上にはうっすら雪が積もっていました。おかみさんの優しい心遣いが雪を溶かすように、人の温かさにふれた瞬間だったそうです。
言葉だけではなく、人柄や行動から伝わるものもあるんですよね。

そして、ベトナムに派遣される高野優里恵さんの作品。
番組でも発表させていただきましたが、勝手にイタル賞に選ばせていただきました。何の特典もなくて・・・すみません。
「 清水の 酒をたしなみ 故郷(くに)を織る 」
二本松酒まつりの会場で出会ったバーテンダーの方が、二本松のお酒を広める活動の中で「1を2や3に変化させることは比較的容易だが、0から1にすることがとても大変で根気の必要な道のりなんです」と話していたそうです。
これって協力隊の活動も一緒ですよね。
最初の第一歩が大変で勇気のいることなんですよね。
二本松の日本酒を広める活動と協力隊の活動が重なった一句だと思いました。

今回は参加した訓練生全員の「俳句・川柳」を拝見させていただきましたが、県外からこの福島、二本松にやってきたボランティアならでは一句が並びましたね。

実際に自分たちの足で町歩きをするフィールドワーク。
普段観光だけでは聞くことができない市民のみなさんの声を聞いて、改めてJICA二本松が市民の皆さんに支えられていることを感じました。

取材にご協力をいただきました二本松市の皆さん、本当にありがとうございました!

この春以降も、世界を目指すJICAボランティアが全国からここ福島にやってきます。
引き続き、JICA二本松を、JICAボランティアを、よろしくお願い致します!

                 
☆ JICA二本松インフォメーション ☆

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2018年3月10日(gy) 08:30

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