現役の青年海外協力隊員に会いに行く特別編、第4弾! 〜マラウイ〜 青少年活動 本田藍(ホンダ ラン)さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」12/10放送

こんにちは、DJイタルです!

もちろん今週も海外取材特別編です!
2012年セネガル、2013年フィリピン、2014年ヨルダンに続きまして、
現役の青年海外協力隊員に会いに行く特別編、第4弾!
先週から7週連続企画、年末年始もまたいでのアフリカ「マラウイ」特別編です!

何度も言いますが、アフリカ「マラウイ共和国」です!
まぁ今週も聞き返されましたよ。笑
ん?ドコにあるの?

先週もご紹介しましたが、改めて説明しよう!
「マラウイ共和国」は、アフリカ南東部にある内陸国です。
大きさは北海道と九州を合わせたくらい、南北に細長い国です。
マラウイは数字の上では世界の中でも最貧国と言われていますが、一方で、
「Warm Heart of Africa=アフリカの温かい心」と言って、困っている人がいると放っておけない、みんなで助け合う優しい心を持った国だそうです。

日本からは、直行便はありませんので、飛行機を2回乗り継いで行きます。
まずは、成田から香港、香港から南アフリカ:ヨハネスブルグ、ヨハネスブルグからマラウイの首都リロングウェ。乗り継ぎを考えるとだまって24時間を超えるわけです。丸一日以上の移動になります!

ほら、行きたくなったでしょ??
マジで「マラウイ」自信を持ってオススメします!

ヨーロッパではバカンスでアフリカを訪れる人が多いそうですが、実はこのマラウイ、アフリカが好きな人に聞いたアンケートで、行きたいアフリカの国ナンバー1に選ばれたことがあるそうです。スゴイ知名度ですよね。
で、その理由はと言うと、アフリカが好きな人は観光資源の多いケニアやタンザニアなどはもうすでに行っていて、まだ見ぬアフリカの地ということでマラウイが選ばれているそうです。笑。

そんなマラウイで、今まさに活動中の青年海外協力隊に会いに来たのです。
今回の取材は、実は二本松市役所の方がJICAボランティアの活動やJICA事業の現場を視察する「JICAボランティア事業理解促進調査団」の同行取材なのです。
二本松市役所 高齢福祉課 旗山貴大さん。
今回の調査団団長 二本松市役所 企画財政課 石井栄作さん。
というお二人の二本松市役所の方と旅を共にしております!
その他、コーディネーターとしてJICA二本松から永井涼さん。
そして、ふくしまFMから僕DJイタルと、古賀徹アナが同行しています。

で、古賀さんが担当している今週火曜日のインプレス(ふくしまFM 13:30〜16:00 OA)では、二本松市役所の旗山さんにもご出演頂きまして、まるっと2時間半のマラウイ特集をお送りしましたが、まぁ正直言い足りないっすよね。
でも、こんなにマラウイを掘り下げた特集はふくしまFMでも初ですから、面白い番組になったのでは?
そして旗山さんの話も興味深かった。行政人として、二本松市民として、20代の男性として、日本人として、いろんな見方いろんな意見があるんだなと関心するばかりでした。さすが二本松市役所の若手のホープ!!
1週間ぶりにお会いしましたけど、なんか懐かしく感じましたね。笑
思い出しますよ、夜な夜な団長を囲んでカールスバーグを片手に国際協力談議に花を咲かせていたマラウイの夜を。これまたビールが美味いんです。笑

いやいや、ただ夜な夜な飲んでたわけでは無いッスよ。
今回の調査団のメインイベントと言えば、二本松市出身の青年海外協力隊員に会いに行くコト。
二本松で生まれ育った女の子が、二本松市の国際交流プログラムで海外に興味を持ち、そして、青年海外協力隊に合格してJICA二本松で訓練を受け、今まさにアフリカ:マラウイで活動している現場を視察する。
まさに二本松市の方にぜひ見て頂きたい視察となったワケです!

もちろんこの番組「キミノチカラ」でも収録させて頂きましたよ。
今週から2週にかけて二本松市出身の協力隊員の登場です!


さ、ということで、今回で116人目のゲストさんになります!
今週のゲストは、今まさにアフリカ:マラウイで活動しております、
青年海外協力隊 平成27年度1次隊 青少年活動 本田藍(ホンダ ラン)さんです。
我らがJICA二本松があります、二本松市のご出身です!
南半球、地球の反対側のアフリカで、会った瞬間になんかホッとするのは、おなじ福島県出身の安心感なのでしょうか。

当ブログで何度も言ってます私の勝手な持論「協力隊女子カワイイ論」ですが、ここアフリカでも健在でした!‘らんちゃん’って名前もカワイイでしょ。笑
穏やかで和やかで、マラウイの雰囲気そのままの女の子です。


さ、今回は本田さんが活動する‘ムチンジ’という町にやってまいりました。
マラウイの首都リロングウェから南へクルマで1時間30分の町です。
マラウイの田舎町といったところでしょうか。

この町にある本田さんが活動する小学校にお邪魔しました。
広い敷地の中に、平屋のコンクリートの教室がいくつか並んでいます。
なんと全校生徒4000人を超えるマンモス校です。と言ってもマラウイではそんなに珍しいことではないらしいのです。
(3)マラウイの小学校は1年生から8年生まで、単純に計算しても1学年500人。
学校内を視察させて頂くと、ひとつの教室に150人以上の子供達が床に座って授業を受けています。机やイスは高学年から振り分けられているので、低学年にはまわってこないそうです。
机やイスどころか、生徒数が多いために教室の数も足りずに青空教室で授業を行うこともあるそうです。

そんな中、子供達の歓迎ぶりがスゴイのです!
校長先生が子供達に声をかけると、大きな声で返ってくる。
まるでライブ会場のようなコール&レスポンス!
最初はモノ珍しそうに遠くから眺めていた子供たちも、教室を出る際にはハイタッチを求めてくるくらいの歓迎でした。スゴい、なんか人気者になった気分です。笑


本田さんが配属されていますのはムチンジ教師研修センター。
この教師研修センターの管轄地区にある小学校を巡回して、表現芸術科目に対する支援を行っているのです。
ですので、今回訪れておりますこの小学校も、本田さんが活動している学校の一つなのです。
今回は、こちらの小学校の教室をお借りしましてキミノチカラ収録です。


本田さんがマラウイに来て1年4ヵ月。
もう半分以上が過ぎて、いろんな課題を克服しながら、やりたいコトも少しづつカタチになってきている時期でしょうか。子供達の反応や地元の先生とのやりとりを見ていると、そこに溶け込んでいる様子が見えるのです。
なんか嬉しいっすね。

二本松市出身の本田さんの海外への興味は、中学生の時。
二本松市の中学生を海外の姉妹都市に派遣する‘市民の翼’というプログラムに参加して、アメリカに1週間ホームステイをしたそうです。
はじめて見た海外は全てがキラキラしていて、こんな別世界があるんだとすごくワクワクしたそうです。

そしてなんとタイムリーなことに、その後、中学2年生の夏休みにJICA二本松の体験入隊にも参加しているそうです。
そこで青年海外協力隊を知り、言葉も文化も違う世界に行きたい人たちがこんなにいるんだと感心したそうです。
しかし、その時はまったくの他人事だったそうです。
まさか自分が協力隊に行くとは、夢にも思っていなかったって。正直です。笑

ただ海外への興味・関心はその後も続いていきます。
大学進学を考えた時に、国際交流や英語の勉強が出来る大学を選びます。
教育学部で国際教育を専攻して、世界の教育の歴史やいろんな国の教育方針などを学んだそうです。
そして大学でもうひとつ大きな目標がありました。
「もう一度憧れのアメリカへ留学したい。」
留学のしやすさも大学選択の理由のひとつだったのです。

そして、交換留学プログラムを使って1年間アメリカに留学したそうです。
しかし、中学生の時に憧れたアメリカが違って見えた・・・こんなはずじゃなかった。
旅行で見るのと生活するのは違った。言葉の壁、文化の壁に悩んで、正直少し辛い留学経験だったそうです。
理想と現実、思いとのギャップに苦しむことが協力隊でもありますよね。
きっとその経験が、今のマラウイでの生活に活きていますね。

大学卒業後は、教育や人に携わる仕事がしたいとコンサルティング会社に就職されたそうです。営業として日本社会で働きます。

ずっと心の中にある海外に行きたいというキモチ。
就職した会社でやりたかったシゴトがここじゃ出来ないと分かった時、自分の中で何かが動きだしたと言うか、もう次に向かっていたのです。
じゃ何をする?
やっぱり海外に行きたい!
出来るだけ早く海外に行きたい!

そこで見つけたのが青年海外協力隊だったのです!
協力隊員ってこういう出会いがあるんですよね。
人生の岐路に立った‘その時’協力隊と出会うんです。

タイミングは人それぞれですよね。
いつ?なんて誰にも分からないんです。
自分が決めた時が、‘その時’なんだと思います。
‘その時’に導かれていろんな人生が集まる青年海外協力隊。

しかし本田さん、切り替え早かったですね。
だって春募集に応募していますでしょ?
4月に就職して、もう5月には協力隊に応募してますからねぇ。
この辺の判断力と思い切りの良さも協力隊員には必要なのかもしれませんね。
だって迷って踏み出していなかったら、青年海外協力隊になってませんから。笑

難しく考えずにあまり構えずに、ってことで言えば、中学生の頃からJICAが身近にあったってのも、これ大きかったんじゃないですかね。

だって本田さん、「応募してみようかな」って軽いキモチで応募したそうですから。笑。
前のめり過ぎない、熱すぎない適度な距離感というのでしょうか。
意外と、このぐらいのキモチの温度が良いのかもしれませんよ。


さて、国際交流に留学と学生の頃から海外志向の本田さんですから、さぞかしご家族の理解があると思ったら、なんと大反対!!
協力隊を受けようかな、って言ってみたら反対され、その後の受験も合格通知が届いてからも秘密にしていたとか。
悩んで悩んで悩んで悩んで、よし行く!って自分の全ての覚悟を決めてから家族に報告したそうです。最近の協力隊員でよくある事後報告ってやつです。笑


正直、合格通知が届いてから、しばらく迷ったそうです。
実は希望はスペイン語圏の中南米。
合格通知を開いてみたら、「マラウイ」だった。
通知が届くまで、マラウイがどこにあるかも知らなかったくらい。
アフリカ・・・かなぁ?
本田さんのアフリカのイメージは砂漠、裸族、現地語。
電気、水、家はあるの?
そんなアフリカで自分は何ができるのだろう。
今、このタイミングで行っていいのだろうか。
正直、アフリカはあまり行きたくない。というキモチが受験の時にはあったそうです。
だからとっても悩んだのです。

逃げるのは簡単だけど、今このタイミングにはきっと意味がある。
今、アフリカに行けるチャンスを手にしている。
今行かなかったら、一生アフリカには行かないかもしれない。
だったら、行ってダメかもしれないけど、トライはしてみよう!

そうして、アフリカ「マラウイ」行きを決意したのです。


マラウイ派遣の訓練はJICA二本松訓練所です。
まさに本田さんの地元二本松市にある訓練所。
中学校の時に初めて訪れた、あのJICA二本松訓練所です!
まぁいくら地元だと行っても、実家から通うわけにはいかないんですが。笑

いろんな人と出会い、いろんな話をして、刺激的な訓練の日々だったようです。
そんな訓練を共に乗り越えた12人の同期に支えられながら、今マラウイで活動しています!

本田らんさんがここマラウイでどんな活動をしているのかは、また来週です。
ぜひ来週もお楽しみに〜!



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松訓練所では2016年度3次隊の派遣前訓練が行なわれています。
10月6日に始まった訓練も残すところあと4日。
昨日は語学の最終試験も実施しました。
JICAボランティア候補生は語学試験、講座試験をクリアしてはじめてJICAボランティアとなることができるのです!

また今週月曜日はもっとも大切な行事の一つである「皇太子御接見」がありました。2年間の派遣を前に、JICAボランティアとして果たすべき役割、激励をいただく場を設けております。

さて、来週14日(水)は2016年度3次隊の修了式を執り行います。
136名の訓練生は、晴れて青年海外協力隊員となります!

修了式や訓練の様子はJICA二本松訓練所のホームページ、facebookで随時更新しています。
訓練生の成長の様子をぜひチェックして下さい!
アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
あなたの「いいね!」お待ちしております。

合わせて、この番組のFacebookもよろしくお願いします。
キミノチカラFacebookはこちら!→https://www.facebook.com/fmf0818
2016年12月10日(gy) 08:30

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