アフリカ「ガーナ」への「教師海外研修」に参加された、いわき市立小玉小学校 須佐よしみ先生・天栄村立牧本小学校 菊地ゆきえ先生

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」11/26放送

こんにちは、DJイタルです!

今週は、な、なんと、海外取材に来ています!
現在、アフリカ「マラウイ」で絶賛取材中です!
出発前にいろんな人にマラウイに行ってくるって言うと、ほぼ100%の確率で「ん?ドコ?」って聞かれる。笑
で、この原稿もまさに「マラウイ」で書いています。
なかなかインターネット環境が良くなかったり、突発的な停電もありますので、アップに時間がかかるかもしれませんが・・・スミマセン。

ま、マラウイでの取材模様は来週報告しますね、お楽しみに〜!


さて、今週もスペシャルエディション!
先週に引き続き、学校の先生が登場です。
今年の夏、学校の先生を海外に派遣するJICAのプログラム「教師海外研修」に参加された二人の先生にご出演頂きました!

いわき市立小玉小学校 須佐よしみ先生。
天栄村立牧本小学校 菊地ゆきえ先生。

そうです、女性教師のお二人です。
お忙しい中、ありがとうございます!
世の男性諸君、いやーお待たせ致しました!

改めてJICA「教師海外研修」とは、学校で国際理解教育や開発教育に取り組んでいる福島県内の小学校、中学校、高校、中等教育学校、高等専門学校、特別支援学校などに勤務する先生方を対象にした海外研修プログラムです。
今年の福島県の派遣国は、アフリカ「ガーナ」です!!

7/30から8/10までの海外研修、9泊10日です。
青年海外協力隊の活動現場やプロジェクトの視察、カカオ農園やチョコレート工場の視察、野口研究所、野口英世記念館の視察など盛りだくさんの研修。
普通の観光旅行では行けない、JICAならではの海外研修です。

さ、先週の続きですが、前半は野口英世ゆかりの施設を視察したり、カカオ農園やチョコレート工場の視察など、スケジュール前半から何やら楽しそうでしたね。笑
後半は、協力隊員の活動視察はもちろん、JICAプロジェクト視察、来日経験のあるガーナ人との意見交換会や日本人補習校の生徒たちとの交流会など、ふれあいの交流プログラムもあったそうです。

今回は女子目線の話、収録の半分は食べ物の話だったような。笑
ガーナの主食と言えば?なかなかピンときませんが・・・
ヤムイモと食用バナナでできた「フフ」というお餅のようなものがあるそうです。
一番印象に残っている食べ物は「ハンティパイナップル」という芯まで柔らかいパイナップルだそうです。なにやら昔、青年海外協力隊員が広めたフルーツとか。日本のパイナップルより小ぶりだけど、すんごく甘いらしい。
想像しただけでヨダレもんですが、保存が難しいらしく、取れたてを食べるしかない。現地でしか味わえない味なんだそうです。
そう言われると食べたくなりますよね。

もうひとつ印象的な食べ物はと言うと、なんとネズミ。きつねサイズのねずみらしいんですが、こちらは想像しづらい・・・
鍋で煮込んで、フフと一緒に食べるそうですが、ちょっと固いとか。
世界にはいろんな食べ物、食べ方があるんですね。これも異文化理解のひとつですよね。
で、食の異文化交流と言うことで、菊地先生は、自分が働いている天栄村の日本一のお米を持って行って、ホテルで炊いてガーナの子供たちに食べさせたそうです。おいしいって。
水分があってモチモチした日本のお米の評判も上々のようです。
ぜひお米関係の方、アフリカ輸出も考えてみてはいかがでしょうか。

菊地先生は初めての海外でしたが、不安よりはワクワクしていたそうです。
ある意味、開き直ることも必要なんですね。笑
須佐先生は、8人の先生が集まって心強いって。
不思議な関係ですよね。同士というか仲間なんですよね。
帰国後もちょくちょく集まっているらしいですよ。なんかうらやましい。

学校の先生ならではの視察もあるのが、この教師海外研修。
日本人の子供やハーフの子供達が通う補習校に訪問。子供達と漢字を書いたり、折り紙をしたり、日本的な文化交流をしてきたそうです。子供たちとのふれあいは、先生はお手の物ですね。
海外で学ぶ子供達はしっかりと考えを持っていて、自分たちが見ている日本の子供以上に思いを言葉で伝えることができるそうです。
日本とガーナ、それぞれの良いところを知っているからこそ、柔軟な考えができるのかもしれませんね。
国際感覚を持った子供達とのふれあいもまた新鮮だったようです。

その他、野球を教える協力隊員の活動地も訪問り、男性の先生は一緒に練習にも参加したとか。いいなーこれも楽しそうですね。
野球が盛んな日本から行った協力隊員は何を伝えるのでしょうか?
私、元高校球児としては、すごくうらやましい視察ですね。
大事なのは「リスペクト」尊敬すること、だそうです。
技術を教えるだけではなく、挨拶、礼儀、精神論を教えるのです。
ステレオタイプと言われそうですが、これが日本の野球部の良いところでもあるのです。これも青年海外協力隊員のこまやかな活動のひとつですよね。
ガーナの子供たちは野球道具をとても大事にしているそうです。隊員の同僚などが送ってくれたグローブなど大切に使っているそうです。
道具にも思いは伝わるのです。

さて、視察以外のエピソードと言えば・・・
ホテルのレストランでの夕食タイム。なんとオーダーしてから3時間待ったそうです。逆に言えばよく3時間待ったなと思いますけど。笑
時間のゆるさで言えば、開発途上国にありがちなんですが・・・
でもガーナタイムとは言え3時間って。オーダーしてから買い物に行ってもそんなにかからないんじゃない??ってくらい。笑
無事にディナーが運ばれてきた頃には、みんな疲れていたとか。

そんなさまざま経験の中で感じた事は、
日本の当たり前が、世界の当たり前じゃないてこと。違って当たり前。
それぞれを受け入れることが大事なんだと感じたそうです。
トイレに扉がない。紙がない。水が流れない。
用具や環境に頼るのでなく、無くても出来るコトを考える。
置かれている環境でどう生きるかを考えさせられた研修だったそうです。

帰国後は「当たり前」をテーマに授業実践を行っているそうです。
日本とガーナを比べてみて、幸せって何?を考えさせてみたり。
世界を知ることで行動が変わるんですね。
物を大切にするキモチだったり、小さなコトから子供達の行動も変わっているそうです。

遠い国の話も身近な先生から伝えることによって、ちょっと近くに感じれるのかもしれませんね。
今、沢山の日本企業がアフリカに進出しています。子供たちが大人になったときにはもっとアフリカが近くなる。今から海外の繋がりを意識させたいそうです。

先生たち自身も、自分の中で何か扉が開いたと感じたそうです。
もちろん何でもいいんです。海外に限らず、子供達の何かのキッカケになったらいいですよね。

そう言えば須佐先生、太って帰ってきたそうですよ。なんと4キロも。笑
おいしい海外研修だったようですね!
 


☆ JICA二本松インフォメーション ☆

現在、JICA二本松では2016年度3次隊の訓練が行なわれています。
訓練も今日で52日目。
本日は午後から語学交流会を開催します。
この語学交流会では、青年海外協力隊が活動する派遣国出身の方を訓練所に招き、派遣国の様子を聞いたり、これまで培ってきた語学力が相手にどの程度通じるのかを試す場となっています。
今回の隊次は、アフリカ、アジア、中東など21ヵ国に派遣予定です。
訓練生の語学力は現地で通じるのか、実力を試す良い機会となっています!

訓練の様子はJICA二本松のホームページ、facebookで随時更新しています。
訓練生の成長の様子をぜひチェックして下さい!
アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
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2016年11月26日(gy) 08:30

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