「ベリーズ」に派遣されていました、宮崎 俊太郎さん

 「キミノチカラ、海をこえて 〜青年海外協力隊の道」10/27放送

こんにちは、DJイタルです!

そうそう!9月にご出演頂きました松山さん(H26-1ウガンダ)ですが、無事にキリマンジャロに登頂し、そして、ついに出来たそうです!
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ウガンダのゴリラなど、なんともアフリカっぽいキャラクター達なんです。
協力隊の経験がスタンプに、なんとも新時代ですな。笑


さぁ、先週に引き続き114人目のゲストさんですよ。
平成25年度2次隊 シニア海外ボランティアで「ベリーズ」に派遣されていました、宮崎 俊太郎(ミヤザキ シュンタロウ)さんです。
職種は「廃棄物処理」です。
佐賀県のご出身。福岡県の県庁で定年まで勤め、公務員定年後にJICAボランティアに応募、2013年10月から2015年10月までベリーズに派遣されていました。帰国後は環境省福島環境再生事務所で福島の復興にご尽力いただいております。

先週も言いましたが、宮崎さん御年65才!
バイタリティアがあって、すごく前向きで、
JICAボランティアの不思議ですが、まぁ〜若いっす!
やっぱ若い人たちと一緒にいる時間が長いから、若くいれるのでしょうか。

宮崎さんが派遣されていた国が「ベリーズ」
毎度言いますが、デニーズでもベニーズでもバーニーズでもありませんよ。
ましてグーニーズでもありません。笑
ユカタン半島にある国、北にメキシコ、西にグアテマラ、東にカリブ海に面した中米の国です。美しい海と珊瑚礁が広がるベリーズには「カリブの宝石」と呼ばれる世界遺産グレートブルーホールがあり極上のダイビングが楽しめるそうです。
中南米で数少ない英語が公用語の国。英語が通じて物価が安いということで、多くのアメリカ人が観光に訪れるそうです。

シニア海外ボランティアの方は青年海外協力隊より良い所に住めるんです。笑
これは人生の先輩だからとか年功序列とか、そう言うことでは無くて、セキュリティと健康の面から家賃の手当が少し高くなるそうです。
宮崎さんの一人暮らしの家には、ゲストルームがあって、ベッドルームもバスルームも2つあったそうです。スゴイでしょ?!
どこの国でも青年海外協力隊員たちはよくシニアボランティアの家でゴハンをご馳走してもらうんです。もちろん宮崎さんの家にも多くの協力隊員が遊びに来ていたそうです。それも宮崎さんにとっては楽しみにひとつだったとか。


宮崎さんの職種が「廃棄物処理」。
この番組でご紹介するのも初めて、なにやら難しそうな感じですが・・・
ベリーズの固形廃棄物処理機構という国の機関で廃棄物処理施設の運営に携わっていたそうです。
ベリーズでは大きな廃棄物処分場が完成し、主要な都市からゴミを処分場に集めるプロジェクトが始まったばかりだったそうです。
そこで宮崎さんの出番です。この廃棄物処分場の排水のモニタリングの管理を任されたのです。

宮崎さんは福岡県での県職員時代から、排水処理や処理水のデータのモニタリングを得意としていたそうで、排水のモニタリングを任された時も戸惑いも無く、むしろ、ちょっと簡単では?!と思ったくらいです。

実はベリーズには、水を分析する機関が無かったのです。
隣のメキシコから人が来て、メキシコに排水のサンプルを持ち帰り、メキシコの分析会社で分析をし、その結果を数ヶ月待つと言うのがこれまでやり方だったそうです。
はて、最初は届いた分析結果をまとめるというのが宮崎さんの仕事だったわけですが・・これでは仕事が少なすぎるのです。宮崎さん退屈だったのです。笑

そこで宮崎さん、JICAに言って簡単な水の分析計を導入します。
簡単に計れてその場でデータが分かって、簡単なデータでもしっかりと集めることによって、わざわざメキシコからの分析結果を待たなくても排水の状況がある程度分かるようになったのです。

ま、この分析データをもとに、どうする何をするってのはこれからなんですが。
一気に変えることは難しいのです。
人口密度、インフラ整備、お金の問題もあれば、文化風習、現地の人々の意識の問題など、次の一歩へは様々な課題もあるそうです。
環境教育分野から子供たちへの啓蒙活動や地元の人たちの生活に密着したアプローチなど、草の根的に活動する青年海外協力隊と一緒に協力しながら、いろんな角度から働きかけをしていたそうです。

正直、活動中は自分の成果がなかなか感じられなかったと言います。
自分が残したデータを少しずつ理解され、感謝されるようになったのは、もう帰国直前だったそうです。
すぐに答えが出るモノばかりじゃないですからね、信じて待つことも大事なんですよね。
なんと宮崎さんの帰国後、2週間後にベリーズの同僚が研修で日本にやって来ました。自宅にも招待したり、家族と一緒に食事をしたり。
日本で同僚と話すことで自分が伝えてきたことが繋がっていると感じたのです。
そこで初めて自分のボランティアが完結したと思ったそうです。

人と人の繋がりを継続すること。
JICAボランティアの大きな目標であり役割でもありますよね。


日本人の働き方の考え方、時間の考え方は、多くの海外の人の感覚と違います。
宮崎さんは最初、仕事量が少なくて退屈だったと言います。
そんな退屈を埋めたのが、楽器です!音楽活動だったのです。
写真見せて頂きましたけど、オーケストラ!ガチのやつ。
宮崎さんの楽器は、チェロ!マジのやつ。
住んでいた地区のオーケストラに参加して、毎週練習もあり、2〜3ヵ月に1度は演奏会もあったそうです。
この音楽活動によって多くの友達も出来て、仕事とは違ったいろんな繋がりが出来たそうです。やっぱ音楽は国境を越えるんですよね。笑

帰国して約1年。
現在は、環境省福島環境再生事務所で福島の復興のためにご尽力頂いております!中間貯蔵施設建設のための環境調査、環境モニタリングを担当されているそうです。

今、世界で、日本で、福島で。
日本のシニアのチカラが必要とされているのです。



☆ JICA二本松インフォメーション ☆

安達太良山の中腹にあるJICA二本松訓練所も紅葉のシーズン。訓練所近くの岳温泉も多くの方で賑わっているようです。

現在、JICA二本松では2016年度3次隊154名が訓練を受けています。
訓練も今日で24日目、シニア海外ボランティア候補生の訓練期間も残り6日となりました。
青年海外協力隊訓練生にとっては訓練の折り返し地点であり、中間試験が行われる時期でもあります。

さて、今日のJICA二本松訓練所は、午後から海外の交通安全の講義を行います。
日本とは状況の全く違う環境で2年間過ごすJICAボランティアにとって、海外での交通安全を学ぶ重要な講義となっております。
そろそろ訓練の疲れも見え始まるころですが、今一度気合いを入れ直して訓練に励んでほしいと思います。笑

そして、絶賛募集中です!
そうです!秋募集です!!
もう締め切りが近いんです!
今回の募集から消印有効じゃなくて、必着なんです!そろそろ急いで下さいね!
2016年度‘秋募集’応募を検討されている方、何か気になる方は、「JICAボランティア」と検索してみて下さい!

訓練の様子等、JICA二本松のホームページやfacebookで随時更新しています。
訓練生の成長の様子をぜひチェックして下さい!
アクセスはこちら!→http://www.facebook.com/jicantc
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2016年10月29日(gy) 08:30

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