希望

大地震発生から一ヶ月が過ぎた今も大きな余震が続いています。
ちゃんと眠れていますか?
体の具合はいかがですか?
自分の体を労わることを第一に考えて過ごして欲しいと願います。

今日はいつこのブログに載せようかと考えていた写真を一枚アップしますね。
東日本大震災発生から一週間たった頃に矢吹町に住む友人から届いたものです。

友人は3月末に出産予定だったので、
この写真が届いた時は涙が止まりませんでした。。

写真と一緒に、
“3月15日に野戦病院のようなところで出産し
産後5時間で退院。自宅はまだ断水なので、
今須賀川の夫の実家にいます。
原発の状況がわからないので、とても不安です”と添えられていました。

余震に原発。小さなお子さんを持つ、お母さんお父さん達の
不安は計り知れないと思うのですが、
“産後寝ている間もなく、バタバタ通常より気ぜわしいみたい”と話す
友人の言葉に、母の強さと温かさを感じました。
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3月15日に生まれた春馬君をはさんで、
お姉ちゃんの桜子ちゃんと、お兄ちゃんのゆうが君。

2ヶ月前桜子ちゃんに会ったときに
「赤ちゃんは春馬ってつけるの!!」。と
嬉しそうに話してくれたのを思い出します。

先日再び友人からメールが届いたのですが、
“春馬はその後何事もなく、1ヶ月になります”と
書かれていました。

水もないところで生まれた子供たち。
空の青さのように逞しく、
人の気持ちのわかる優しい子に育つに違いありません。

今、元気な笑い声を届けてくれる子供達の未来が
想像以上に幸せで、笑顔だらけの時になるように
私達大人がしっかりと前を見て進んでいかなくてはいけないのですよね。

子供達の笑顔。まさに希望です。

2011/04/13(Wed) 10:56:20 

相馬を訪れました。

今日取材のため、地震後初めて相馬を訪れました。

震災が起きる3日前に訪れた松川浦の美しい景色は
瓦礫に覆われ、建物や車は、まるで地面に突き刺さっているかのようでした。
津波の爪あとが生々しく残っていて、言葉を失いました。

言葉は人から人へ、悲しみも苦しみも伝える大切な手段だけれども
その過酷な現実の前では、どんな言葉も意味を持たず、
無力に感じます。

訪れた避難所の床はコンクリートで
その場所に立っているだけでも、冷たさを感じ、
廃校を避難所にしていることもあり、
地震発生から1ヶ月が過ぎようとした今も、
水もガスも通っていませんでした。

そのため食事の準備は、避難所ではできず、
炊き出しなどもほとんど行われていないとのことでした。


笑顔の向こうで言い知れぬ悲しみや不安を抱えているはずの
子供たちの無邪気な笑顔と、元気な声が救いでした。
そして厳しい状況の中でも他を思いやり気遣う皆さんの優しさに触れ
私もしっかりとサポートしていかなくてはと感じています。


スタジオのある郡山市内は24時間営業のコンビニエンスストア、
深夜まで営業する食事処も増え、
日々灯りを取り戻しつつあります。

でも、震災直後から何も変わらない状況の中、
大きな苦しみを抱え、不安で眠れない夜を過ごされている方が沢山いらっしゃいます。


伝えなくてはいけないことが多くあるのですが、
今日はその思いがまとまりません。


どうか避難された場所で過ごされている方々が
1日でも早く、心安らげる場所で、
温かい布団の中で眠ることができますように。

2011/04/09(Sat) 01:39:32 

がんばっぺふくしま!

太陽が元気いっぱいの1日でしたね。
今日は、福島を元気に照らす光を浴びながら、
郡山駅前まで出かけてきました。
重いコートを脱いで、軽やかな姿で歩く人が沢山いて
その姿を見るだけで、元気をもらいました。
瑞々しい自然の息吹を感じる春。
いたるところに、笑顔になれるものがありました。
その一つがこちら!
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郡山駅前、さくら通りにある“まざっせプラザ”の前、掲げられた
大きなボード!震災から4日後からあるんですよ。
震災直後は、営業しているお店の情報がほとんどなく、
開いているお店があれば、皆で情報を共有しよう!と
作られたそうです。

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道行く人から、「あそこのお店が開いてましたよ〜!!」と
沢山の情報が寄せられているそうです。

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こんな風に、多くの方からの情報をもとに、
スタッフの方が、手作りでお店の情報を追加し
ボードの地図が埋まってきています。
私自身、今週スタッフの方が地図に追加しているのを
見かけました。
震災直後は、さみしかったボードも、賑やかになってきました!

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郡山は夜遅くまで営業するお食事処も増えてきていますが、
まだまだ開いているお店が少なく不便な生活を余儀なくされている方も
いらっしゃると思います。
この元気がどんどん伝わって、1日でも早く、福島、東北に心安らぐ夜が
訪れますように。

2011/04/07(Thu) 17:46:32 

春の香り

明るく優しい光がとても心地よく、穏やかな日が続いています。
街全体が自然の優しさに包まれているようで、
一瞬あの地震は夢だったのではないかと思うほどです。

でも新聞各紙は一面、震災、原発のニュースを取り上げていて、
現実に気づかされ、今私にできることは何だろう、
何をすればいいのだろうと考える毎日です。

それと同時に、不安にのみこまれてしまいそうになっていた日々から
前へ前へ向かって進んで行こうというする見えないチカラを
毎日感じています。

元気になれる人から元気を発信!ですね。

今日は県内各地で小学校の入学式が行われました。
住み慣れた町から、遠く離れた場所で春を迎えた子供たちも
沢山いると思います。
どうか、それぞれの場所で、元気いっぱいの笑顔で、
素敵な想い出を作って欲しいと願います。
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このところ、可愛らしい小鳥の鳴き声で目が覚めます。
散歩に出かけると、梅の花は満開で、桜の蕾は膨らみ
ミモザはどんどんはじけていました。

自然の猛威は私たちから多くものを奪ってしまったけれど
私達の心を励まし、勇気づけ、笑顔にするのもやっぱり自然なんですね。

どんなに苦しくても悲しくても、必ず春はきて、
美しい花を咲かせ私達の心を和ませてくれます。

明日も笑顔が多い1日でありますように。

2011/04/06(Wed) 18:25:37 

涙が笑顔に変わるまで

桜舞う季節を待ちわびる町から
あたりまえの日常を奪い去ったあの大地震から3週間が過ぎました。

まだ3週間です。もう3週間でしょうか?
とてもとても長く感じた3月が終わり、
この3週間が長かったのか、あっという間だったのか
どちらなのかと思いながらスケジュール帳を開きました。

3週間前から何も書き込んでいなかったことに、
スケジュール帳を開くという、自分にとってあたりまえだった日常を
過ごしていなかったことを感じています。

体調は大丈夫ですか?
ちゃんと眠れていますか?

この大地震で家族、親戚、友人、愛する大切な人を亡くされた方、
心安らげる家を失い、避難所で過ごされている方達の
大きな悲しみ、不安を思うと胸が張り裂けそうです。

どこにぶつけてたらいいのか分からない大きな悲しみ、不安、
やりきれない思いをとりのぞくことは、決してできないけれど、
少しでも、ほんの1分でも1秒でもその苦しみを和らげることができるよう、
昨日より今日、今日より明日。
ちょっとだけ笑顔の時間が増えますようにと祈りながら
この3週間、放送をお届けしてきました。

でも、実際に励まし勇気づけられていたのは私自身です。

雨の匂いも風の匂いも以前と違って感じ、
気が付くと不安や恐怖に動揺している自分がいて、
何も出来ないでいる自分に落ち込み、泣いて。。。

その度に皆様からのメッセージに助けられ、励まされ、気を引き締めています。


心に、涙と笑顔の境界線があるわけじゃない。
4月に入ったから、桜が咲くからといって
すぐに元気になれるわけではないけれど、
それでもやっぱり私達は前へ進んでいかなくてはいけない、
そう思います。

まずは元気に、笑顔になれる人から。
その思いは伝染して、きっとこの福島に笑顔の花を咲かせてくれると
私は信じています。

悲しみ、苦しみが涙の向こうで微笑みに変わるまで
焦らずにゆっくりと一緒に歩いて行きましょう。
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あの日から休みなく働くスタッフの声で気づいた、
ぽっかりと空に浮かぶ朝陽。
スタジオから見るオレンジ色の光はとっても優しく、
あっという間に力強く、空高く昇っていきました。
朝の光には、マイナスのベクトルをプラスにかえる力が
あるようです。
久しぶりにマスクをはずして、ベランダで大きく深呼吸。

私の大好きな福島の春、到来です。

2011/04/03(Sun) 22:30:55 

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